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toxandoria:フレーム&フリンジの謎

W.Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「数多の境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

■「リアル意識(感性・知性)Vs 実在(自然)」での地球誕生ら「メイヤスーの祖先以前性」の覚醒と、「リアリズム倫理」即ち“理由の空間”の展相(ポテンツ)の二点を喚起するのが“原因の空間”たる数学!∴ コンシリエンスこそが必須!(3/5)

■「リアル意識(感性・知性)Vs 実在(自然)」での地球誕生ら「メイヤスーの祖先以前性」の覚醒と、「リアリズム倫理」即ち“理由の空間”の展相(ポテンツ)の二点を喚起するのが“原因の空間”たる数学!∴ コンシリエンスこそが必須!(3/5)

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・・・Claude Monet『The Magpie』c.1868-1869. Oil on canvas. Musée d'Orsay, Paris, France.・・・

・・・note版はコチラ! https://note.com/toxandoria2/n/n4ea0f2eba0e6 

[前置] 特に「当内容と関連性がある過去記事(note版)」は下記(■)。
・・・■科学と倫理の距離は近い!/大格差、人間の壁がDX肥大症化!「リーン高度生産性Vs伝統労働力」はAI構造災に非ず重力・変分原理ら科学「知」に関わる根本的な誤謬 or 作為(Pseudo)の人災! https://note.com/toxandoria2/n/n7f729

 

3  “変異の閾値”の問題と宇沢弘文『数学の本来性』について

(生命環境と“変異の閾値”の問題)

・・・以下は、【不均衡進化理論とカオスの縁 - 京都大学学術情報リポジトリ:古沢 満】からの部分転載・・・

変異率が上がると"カオスの縁 "に至り、生物は最大限適応進化する。 「変異の閾値」を越すと情報は "融解 "し、死に至る生物は非常に際どい存在だと言 うことになる。一方、変異率が上がる場合には"カオスの縁 "に至りながらも、生物は最大限適応進化する。 「変異の閾値」を越すと情報は "融解 "し、死に至る。生物は非常に際どい存在だ(環境の影響をも受けつつ、ある程度は自己変容し得る/補、toxandoria)と言 うことになる。過激な表現をすれば、平衡状態において、熱湯の中に浮かぶ氷が消えたり現れたりしているのである。生物は自ら変異率を調節して、秩序とカオスの世界を自由に移動できるしたたかな存在であると(も/補、toxandoria)言える。生物はカオスを乗り越えて進化するのである。https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/97847/1/KJ00004705863.pdf

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・・・

・・・ このDNA次元での『不均衡進化(Disparity Evolution) 』仮説を正確に理解するには、古澤満氏が種の進化過程における遺伝情報の流れ方について想定した二つのモデル、「均衡変異モデル(従来型ダ―ウイニズムのセントラルドグマ/近年までの分子遺伝学では、専ら遺伝における情報の流れはDNAを翻訳して形質が発現する一方通行であるとされていたことを指す)」と「(諸環境との双方交流の影響をも伴う)不均衡変異モデル(Disparity Evolutionの根幹)」の違いを知る必要がある。

・・・また、古澤満氏が『不均衡進化(Disparity Evolution) 』のことを「元本保証された多様性の創出」とも称していることに注目すべきだ。平たく言えば「保守すべき価値(価値観)およびヒトとして最低限必要な権利・歴史・文化・自然・生態・生命環境・モノ・情報などは確実に守りつつ、大きな環境変化にも耐え得る革新性を何時でも発動できるよう、常時、アジャイルな姿勢でスタンバイすべきであり、又そのようなスタンバイを可能ならしめる知恵と制度をメンバー間で共有し、かつ子供・若者・子孫等へ確実にそれを継承するためのリアル経済制度(宇沢弘文『不均衡動学』、or エネルギー通貨モデル(https://bit.ly/3gNx4cg/↓)など)と、そのためのポピュリズム教育こそが肝要」だということになる。

<補足>"カオスの縁 (edge of chaos)"についてのトリビア
・・・そもそも"カオスの縁 "という用語は、クリストファー・ラングトンが発見し、ノーマン・パッカードが名付けた「セルオートマトン」( cellular automaton/ 格子状のセルと単純な規則による、離散的計算モデル)において「振る舞いが秩序からカオスへ移るようなシステムで秩序とカオスの境界に位置する領域のことを指す。
・・・この問題は、複雑系や人工生命、生命の進化などの研究分野で注目されてきた。また、理論生物学においてはスチュアート・カウフマンによる、生命の発生と進化には自然淘汰の他に自己組織化が必要であり(『イリヤ・ブリゴジン:“ゆらぎに因る散逸構造論”』の自己組織化論もあるhttps://kamakura.ryoma.co.jp/aoki/paradigm/prigogin.htm/補記、toxandoria)、進化の結果、生命は「カオスの縁」で自生するという仮説が知られている。(以上、https://www.weblio.jp/content/%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%B8%81 より部分転載)

関連/コノ(異議あり)に異議あり!w いきなり制度解体!論は、強かな≪Abe≫Phallus“せん妄”派の思う壺となるだけ!オミクス生命論に因る“変異の閾値”観念が全不在の暴論! →(異議あり生活保護は機能不全、制度解体しかない 貧困問題を研究してきた第一人者、岩田正美さん211朝日 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1495670537737367553

 

(宇沢理論(不均衡動学)を支える数学の考え方)

 ◆関連/AIディープラーニング時代の数学の役割/宇沢理論(不均衡動学)を支える数学の考え方:それは、数学が[不均衡動学(i.e.『変異の閾値』たる社会的共通資本を調整する経済理論の)ための必須ツールである]ということ https://note.com/toxandoria2/n/nf096813b8e66

宇沢弘文の数学』(青土社)の著者・小島寛之氏(宇沢弘文と同じく東京大学理学部数学科・卒の経済学者)は、「数学は人間社会にとって最も基本と見るべき社会的共通資本の要である」と述べている。

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又、このことを宇沢が「インネイト/Innate」と呼んでいたことを紹介している。Innateは、「人間には、先天的な生まれつきの能力本来性そもそも、これはハイデガーの用語として、言語能力とともに数認識・図形認識・論理操作の能力が備わっていることを意味する

ところで、『無限のパラドクス』(講談社ブルーバックス)の著者・足立恒雄氏によれば、現代における「無限」論では、無限を数学的無限(空間)、物理的無限(空間)、哲学的無限(空間)の三つに分け、これらは異質なものと考えるのが一般的である(数理論理学(記号論理学)は曖昧な点があり、これらの区別をつけ難いが)。

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また、現代の数学は非常に厳密で誤りのない学問だが、物理学などの科学(理論と技術)も絶対的に正しいとまでは常に主張できるわけではなく、絶えず、個々の理論につい演繹的な論証、又は実証によって修正されたり、場合によっては否定されたりすることもある

そのため『宇沢弘文の数学』(青土社)の著者・小島寛之氏が指摘するとおり、まず数学こそが、「その本来性」(当然これはカンタン・メイヤスーの数学こそが≪科学的な祖先以前性の支えである≫という考え方とも重なる!)によって(が、あるから)こそ、それは地球上の自然環境・生命・文化および人間社会の持続にとって非常に重要だ!ということになる

つまり、数学はそのような意味で「社会的共通資本」の安定的な維持に、換言すれば「地球の自然環境と全生命の安定的(安全)な持続」のためにも必須のツールと見るべきなのである。その意味で、数学は人文と科学の両領域に跨る偉大さを持つとも言えるだろう

しかしながら、数学が「その本来性のもう一つの重要な特性である言語性」ゆえ、逆に、人間を「カテゴライズ(分類・区別・差別)」するための危ういツールとして利用されるリスクも同時に抱えていることに留意すべきである

この「数学の言語性」の側面(それはヒトの側の受け止め方の問題であるとも思われるから)は、「理由の空間」と関わることになるが、この点については、後述する。ともかくも、そのような傾向(数学の言語性ゆえのカテゴライズの問題)はデータサイエンス、AI深層機械学習(ディープラーニング)統計らで利用される場合にそのリスクが大きくなる。また、小島寛之氏はシグナリング(signaling/ゲーム理論の用語と呼ばれるテスター」(TESTER/数学の能力でヒトを一面的に評価する選抜主義ツール)のリスク(両義的、非人道的なリスク)という側面が数学の技術性と言語性の中に潜むことも指摘する

それは、例えば「科学の歴史上、最も強力かつ”危険”な概念のひとつである遺伝子の誕生と成長と未来の物語」(Cf.→★https://bit.ly/338eGrs)と見るべき、[ピュリッツァー賞を受けたシッダールタ・ムカジー(医師、がん研究者/コロンビア大学メディカルセンター准教授)の著書『遺伝子‐親密なる人類史‐ 上、下』(早川書房)が描写する19世紀後半にメンデルが発見した遺伝の法則、いわばダーウィンの進化論、優生学による「民族浄化」第二次世界大戦後のワトソンとクリックによるDNA二重らせん構造の発見。・・・ポストゲノムエピジェネティクス、さらには山中伸弥氏らによるiPS細胞樹立、そしてゲノム編集の時代へ](Cf.→★同上↑、et ↓URL)の歴史プロセスのなかで、特にその<「ナチス(ヒトラー政権)の優生学による過酷な民族浄化」の事実>としてリアルに彫琢されている

このような観点からすれば、いよいよナチス礼賛かとさえ見紛うばかりの昨今の日本の風潮、即ち、<日本の<「超劣後ポピュリズム」社会化という異常で見られる、与野党および主要メディアらの<「ヒトラー批判に対する否定的な言説を積極的?”に自制するという奇妙な空気の充満、特に朝日新聞の≪Abe≫Phallus Paternalism権力政治的病理↓★0)傍観(or当然)視 &その同類の維新に対する“維新愛”https://bit.ly/3gNS4zU は、不可解である

また、岸田内閣が「菅直人・元首相の“ヒトラーを思い起こす”とのTwに対し、維新が“これはヒトラーに対する侮辱発言だ!」として撤回と謝罪を求めていたことに関し、令和4年2月15日の閣議で、「(それが)国際法や国内法に違反するか否かについては具体的な状況等に即して判断されるべき事柄であり答えることは困難だとする答弁書を決定した」とか報じられている(https://bit.ly/3H75t0s)が、岸田内閣を支える自民党内にも(≪Abe≫Phallus Paternalism権力(政治的病理)一派らの、維新に負けぬほどの?)ヒトラー・シンパが存在するらしい?(w)ことを思えば、実に笑止千万なことである。w

★0 弱者いびりのゲス野郎、トランスルーセント i.e. ≪Abe≫Phallus Paternalism権力(政治的病理)と対峙し、・・・、https://note.com/toxandoria2/n/n30da1612a781

関連/“超劣後ポピュリズムの深化”につれ、再び、菅ら【JPNヒトラーシンパ i.e.≪Abe≫Phallus Paternalism“せん妄”権力(政治的病理)一派】が異常増殖! 一見、迂回路ながらその天敵は政治的“コンシリエンス“(此処では比喩!)の複眼とアジャイルさを回復することにある!https://twitter.com/tadanoossan2/status/1495906370763509760

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再び、菅ら【JPNヒトラーシンパ i.e.≪Abe≫Phallus Paternalism“せん妄”権力(政治的病理)一派】が異常増殖!https://twitter.com/tadanoossan2/status/1495906370763509760
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急がば回れ!「≪Abe≫Phallus Paternalism“せん妄”権力(政治的病理)一派」の天敵!】ウィルソン、エドワード・オズボーン【著】山下 篤子【訳】『知の挑戦―科学的知性と文化的知性の統合/コンシリエンス』⁻角川書店

・・・

なお、『第1章: D.デイヴィッドソン「トークン同一説」/非法則的一元論)…』で取り上げた、「トークン同一説」(非法則的一元論)の立場からすれば、<現代日本が「超劣後ポピュリズム化」しつつあるという、この病理現象>が、実は、それを<特異な病理現象として片づける>べきではなく我われは、むしろこれこそを恐れずに直視すべきだということになる

それは、常在的に自我意識を提供し続ける、我われ自身に共通する「日常的な“普通”の意識の“ありのままの姿”」の正体が、実は「『善・悪、良・否、正義・不正義らの倫理規範による区別』の彼岸にあり、かつ、それらは夫々が全く対等で二律背反的な、あるいはそれ以上に混迷した不可解な意識が共存する状態(“夢かうつつか?”にも似た混沌の自我意識)である」という恐るべき正体こそが、 D.デイヴィッドソン「トークン同一説」/非法則的一元論)』が意味することであったからだ。

このため、「理由の空間」と「原因の空間」の現実的な役割、および「コンシリエンス」の視点が果たすべき真の役割について、更に少し考えを深めるべきと思われるが、これらの論点については、改めて後述する。

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・・・当画像は、読売オンラインhttps://www.yomiuri.co.jp/culture/book/review/20180416-OYT8T50019/より。

(数学とAIアルゴリズム関数の違いについての概観)

ところで、特にAI深層機械学習(ディープラーニング)、統計および「経済動学論など数理経済学」で活用される「関数」について、ごく大まかに概観しておく

そもそも、関数は<例えば「外延性の公理(全く同じ要素からなる2つの集合は等しい/https://unaguna.jp/article/archives/11)=集合はそれに属する全ての数学的対象を指定することで特徴づけられる」などの諸「公理」を前提としている。

その上で、関数は「数の集合で値をとる写像」、つまり世に存在する限りの凡ゆる集合を『フレーゲ流の1対1対応(直感的に集合と集合を対応させる集合算)』(『ペアノ(1858–1932/イタリアの数学者)流の指折りで数えることを基本とする数え主義』の対概念)で類別して生ずる新たな集合(属性)の抽象化の写像と定義される。

なお、フレーゲ(1848-1925)はドイツの哲学者、論理学者、数学者で、現代の数理論理学・分析哲学の祖であり、換言すれば、これは分析哲学で言う個々のトークンに対する、新たなタイプの創造に相当するとも言えるかもしれない?

そして、その単純な事例は一次関数(y=ax+b)、二次関数(y=ax2+bx+c)などである、ということになる。なお、集合の公理系(公理体系)には多数のものがあるうえ、更に微分積分らのファクターが加わることで非常に複雑な多次元関数の形となる(https://www.komazawa-u.ac.jp/~takai/kougi/AxiomaticSetTheory.pdf)。

因みに、フレーゲ流の集合算(例えば、3+4=7)の方は、より自然数の本質を直感させるため数学の“本来性”および“言語性”と親和力が大きい。一方、“ペアノ流の数え主義”は、やや数学の“技術性”と深く関わる傾向があるため数学的帰納法を介しアルゴリズムプログラミング言語の基礎となっており、現代のコンピューター・デジタルテクノロジーを支えている。

また、数学的帰納法は一般的な意味での帰納法ではなく、純粋に自然数の構造に依存した演繹論理の一種(つまりその意味で直感主義的、演繹論的である)で、例えばドミノ理論の如く次々と命題の正しさが"伝播"され、任意の自然数に対し命題が証明される過程が"帰納"の様に見えるため、この名称がつけられ/委細の説明はコチラ → https://mathtrain.jp/kinouhou


(数学の「本来性と言語性」の活用は「リアリズム倫理」の良循環をもたらす)

宇沢弘文によれば、そもそも数学の「本来性と言語性」(おそらく此れはヒトの意識の基底部を構成する二本の柱)はヒューマンな“人間の平等”の保障に貢献し得るものである。しかし、既述のとおりであるが、無論、その使い方を誤れば、それが真逆の悪しき効果をもたらすということもあり得る

例えば、数学が入試・入社試験などで選抜ツール化される傾向があるため、社会一般や企業の生産体制らにおいても差別社会型のヒエラルキー構築、いわば作為的な社会選択(政治・経済・産業・経営の差別化推進)の手段となりがちである(@ボウルズ(宇沢の弟子)&ギンダス(米国の経済学者)のゲーム理論“研究”に因る/出典:小島寛之宇沢弘文の数学』(青土社)。

<参考>ヒエラルキー分業について(ヒエラルキー分業から対等共食へ転換を急げ!・・・) https://note.com/toxandoria2/n/n28426341adf1

そして、「数学」誤用の最大の弊害は「アダムスミス以来の生産性(イノヴェーション)の意義」に反することである(スミスを市場原理主義の高祖に見立てるのは明らかな短絡である!)。

換言すれば、その誤用による最大の損失は異常に近視眼(目先主義)的な差別化戦略(オミクス生命論&アフォーダンス論らの軽視)によるエルゴン(前稼働態・抽象的死生態)を在り処とする潜性イノヴェーション(持続的な“ヒトの無限の可能性”在り処)の放棄ということである(関連参照→[第2章-<注>エルゴン])。

<参考>オミクス生命論について、https://note.com/toxandoria2/n/nba47ae28eff6

・・・

また、トートロジーに聞こえるかも知れぬが、数学の誤用は「数学の本来性であることに因る“ヒトの認知能力の最深部”を分担することになる故の両義性(関連参照→前節の『デイヴィッドソン『トークン同一説』/非法則的一元論』)とも言えるだろう。従って、数学を操作的に応用する時には、特に、人間として十分な心配り(つまり、リアリズム倫理)が必要(むしろ、必須!)になると考えられる(理系・文系の垣根を超えた『数学教育』が最重要である!)

<補足>【人間原理復権?】「数学の本来性が“ヒトの認知能力の最深部”を分担する故の両義性」をすら連想させ興味深い! →東大、宇宙はじめの凸凹はなぜ対称に作られたかを解明、凸と凹の分布が対称でない限り量子ゆらぎの振幅が観測から大きくズレる!を発見!210日経、https://twitter.com/tadanoossan2/status/1493421695994310658

・・・(再録)↑関連?/「宇宙は99.99%プラズマでできている!(その中で、人間はどうして生きられるのか) 天岸祥光 先生 サイエンスカフェ in 静岡 第100話 - 静岡大学https://youtu.be/UsJHHMR5SeA

・・・

因みに、米国の知覚心理学者ジェームズ・ギブソンの「アフォーダンス」とは、「あらゆる情報は生命個体も含めた事物・事象の「存在」自身に内在しており、それをヒトも含むあらゆる生物が知覚的に抽出(情報処理)して、それらの多様な情報を常在的に受けとりつつ活動している」という考え方である(https://note.com/toxandoria2/n/n28426341adf1)。

・・・

見方にもよるが、これら両者(オミクス生命論、アフォーダンス論)の立場は傲慢化(独善的抽象観念化、表層的言語化)しがちな自由原理主義(Ex.Ⅿ.フリードマン:重力力学援用(ハッキリ言えば誤用!)の市場原理主義(↓参考))など)の天敵となり得るオミクス生命論(環境生命論)的 orフレーゲ『概念記法/』的な、換言すれば<深遠な「人間の精神」に対する“表層的な言葉”の支配>を些かでも打ち破り、“数学の本来性と言語性”を復権し続けるための優れた着眼点である。 http://fomalhautpsa.sakura.ne.jp/Science/Murata/cantor-math-utf.pdf

<参考>★経済理論における「科学知の誤用的“援用”」の典型と言えるのはミルトン・フリードマン『重力理論の援用による市場原理主義理論』の問題である。https://note.com/toxandoria2/n/n4cbaaffb577a

[関連資料1/書評論文@佐藤雅彦(メディア・クリエーター、東京芸術大学教授)]野本和幸著『フレーゲ哲学の全貌を読む』…<数学研究の意義=「言語>プログラミング言語」=「プログラマーの仕事の“重要性と責任”」の訳(∵『AI・コンピューター≠人のための万能の神器』!)>を知る!Cf.バートランド・ラッセルのパラドクス(https://bit.ly/3uDE57K)、ゲーデル不完全性定理https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/keywords/15/04.html) https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpssj/49/1/49_67/_pdf

[関連資料2/タイプ理論(高階・トポス論も同様?/補、toxandoria)は、論理主義プログラム実現への歩みのなかで、ラッセル・パラドクスをブロックする論理体系としてラッセルにより考案された。/京都大学学術情報リポジトリ―、https://bit.ly/3HA0FSp https://bit.ly/33btGEZ 

[関連資料3/ラッセルのパラドクスから派生した二つの流れ。(1)ラッセル自身のタイプ理論、(2)フレーゲ論理よるポテンツ(展相)的な制御­­=述語論理記号(命題論理記号 et 量化記号):一階述語論理、二階述語論理 https://bit.ly/3gCB8fq

(社会的共通資本(ヒュレー)と不均衡動学(エイドス)の関係について)

宇沢弘文の「社会的共通資本と不均衡動学」はヒュレー(質料/hylē)とエイドス(形相/eidos)の関係とも言える。つまり、両者は表裏一体で引き離せない関係にあると見るべきだろう。生命個体(個々の生命のリアル循環)にせよ、機械構造物にせよ、社会制度にせよ、それらに共通する、最も核心と見るべき基本要素も、大きく捉えればエイドスとヒュレーである。

 

連想(関連)

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そもそも、これは全ての存在(者)は〈エイドスeidos〉と〈質料=素材hylē〉の結合体と見立てる、古代ギリシアプラトンに由来する考え方である。そして経済活動といえども、あの『理由の空間』というリアルの場において、それは持続的に漸進し、かつ常に展相(Potenz)すべき宿命にあるリアル循環である

だから、健全な「国内のマクロ経済・財政」と「世界とつながるオープン・エコノミー」を着実に支え続ける土壌と基盤が<社会的共通資本(ヒュレー)>であるとすれば、そのために必須の円滑な機能を日々に担うのが、高度な数理論を活かす<不均衡動学(エイドス)>の役割りだということになる。更なる、両者の具体的な関係については、下記★を参照乞う。

★日常を凝視するスウェーデンモデルへの宇沢弘文の貢献とFiduciary(リアリズム倫理)に無知なスガ「Kook権力」(アベ・維新らも同ジャンル!)の玩具と化し不幸のどん底に嵌る日本国民!https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2021/02/02/022035

(リアリズム倫理、Fiduciary(フィデューシャリー)があってこそ『展相 (Potenz)』が実現する)

・・・それが本格的な「良循環の時代への期待」ということ!・・・

「リアリズム倫理学」とはジョン・マクダウエルが“露骨な自然主義と居丈高なプラトニズムの共犯関係、およびその克服”のためのもの、と表現してみせた、新しい視点の倫理学Fiduciaryである。つまり、それはモラル・道徳観など旧来の「プラトニズム(“机上の空論”化し易い、只の抽象的な理念としての倫理)と「リアリズム」に係わる理解の混乱」を克服するための新しい倫理観(学)の提起である。

因みに、旧来の法律用語との関連で「リアリズム倫理」の概念を説明するには、先ずFiduciaryを取り上げなければならない。それはFiduciary Dutyという形で米国の法律では非常に頻繁に出てくる用語(一般的には米国憲法上のものとされる概念)だが、それには日本語の統一的な訳語が存在しない。しかも、そもそもFiduciaryは「Duty of Care」と「Duty of Loyalty」という2つの意味が併存する(法的な概念)である。Duty of Careは「同様のポジションにある場合に、委任された人の職業・専門家としての能力・社会的地位などから考えて、通常期待される善良な義務を負うべき立場の方の人が、より選択すべき可能性がある方法で奉仕すべき義務」ということなので、これは既成の「善管注意義務」(善良な管理者の注意義務)の訳語が対応する(日本では民法644条にある)。「Duty of Loyalty」は、「自分の利益を後回しにしてでも忠実に、当然あるべき義務を果たす」(言い換えれば、大きな自然環境の下で、たまたま希少な生命でもあるヒトの親という立場に置かれた自分として、当然果すべき役割と考えられる親としての義務を果たす、ということ)である。例えばFamily Lawの世界では、親は未成年の子にFiduciary Dutyを負っているので、自分の身の危険をかえりみず子の安全を守るべきだ、ということになる(参照:山本法律事務所HP)。]ということになる。出典:https://yamamotolaw.pro/fiduciary-duty/

・・・

また、それが「道徳的実在論」とも呼ばれているのは、マクダウエルが旧来の自然と対比的に、それを「第二の本性(自然)」と位置付けているので、それは明らかに「実在としての倫理学」でもあるからだ。

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繰り返せば、マクダウエルがここで言う“露骨な自然主義”の対象となるものは、ごく普通の地球上の自然(環境)だけを指すのではない。だからこそ、マクダウエルは普通の意味での自然を「第一の本性、あるいは第一の自然」と呼んでいるのである。

従って、その「リアリズム倫理」が対象とするのは、[いわゆる唯物論・物的還元論の世界(ヒトの客観意識と科学観察に基づく経験論の条件下で対象化し得る凡ゆる次元)、即ちその意味での「物質世界」(宇宙と世界に内包されるPhysical World/カンタン・メイヤスーの概念で言えば“自然・生命個体も含む全ての実在、i.e.観察し得る全ての物象自体(旧来の観念で言えば数学・科学が対象とする実在も含む)”]と理解すべきであろう

更に、このことから我われが特に強く意識すべきは、「政治・経済、法学、生命科学、物理学、情報科学(AI‐Web・アルゴリズム)」らも、この「道徳的実在論」(リアリズム倫理)の<厳しい審級(倫理・哲学・人道的評価の意味での)>の対象になる、新しい時代に入りつつあるということだ

だから、今や政治権力者らは無論のこと「法学者も、経済学者も、政治学者も、医学者も、情報科学者も、物理学者らも自らの『仕事』欲や『知識』欲に従いつつ、ひたすら担当業務(仕事)ないしは研究へ没入すれば良いというだけの時代ではなくその頭の片隅には(というより、その意識の基調根)、必ず、常在的に「リアリズム倫理(Fiduciary)ヒューマニズム、自然・地球環境らのリアルに関わる観念」を強烈に意識し続けるべきだということになる。

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◆ジョン・マクダウエル/John McDowell(1942‐ )とは?・・・ピッツバーグ大学教授. オックスフォード大学講師を経て 1986年より現職/研究分野は多岐にわたりプラトンアリストテレスに代表される古代ギリシア哲学, 倫理学言語哲学, 認識論, 心の哲学,ヴィトゲンシュタイン研究などで大きな影響力のある論考を発表している。.カント, ヘーゲル研究でも知られるが、日米および欧州などで跋扈するマイファースト・自己責任論・多様性否定主義あるいは表層的なAI万能論が囃される昨今であるからこそ、そのユニークな「リアリズム倫理」(道徳的実在論/自然と対比的に、それを第二の本性(自然)と位置付ける)が注目されてきた。つまり、ジョン・マクダウエルは、かつてヒト(人類)が理解していた筈の【根源的かつコンシリエンス的な“想像力”(人文・科学知の融和・和解的統合)に因るリアリズム/コンシリエンス・リアリズムとでも呼ぶべきか?】の自覚(復権)こそが、愈々、必須になると警鐘を鳴らしていることになる(マクダウエルのイメージはウイキより)。

・・・

そして、<メイヤスーにも通じる[数学の本来性と言語性の活用は「リアリズム倫理」の良循環をもたらす(@宇沢弘文)]>ということを肝に銘ずるとすれば、数学には、紛れもなく机上の空論どころか表題にも掲げたとおり「リアリズム倫理(Fiduciary)自体を弛まず育む(・・・リアリズム倫理→原因の空間(数学・言語空間の選択)→理由の空間(リアル日常で因果的に生起・連鎖する凡ゆる事象についての再解釈)→リアリズム倫理の再生(展相(Potenz化)して、より充実した倫理のステージ)→原因の空間→理由の空間・・・)という良循環のサイクルをもたらす重要な役割があることになる

なお、更なるリアリズム倫理(Fiduciary)の委細については、同じく、この(↑[★日常を凝視するスウェーデンモデルへの宇沢弘文の貢献とFiduciary(リアリズム倫理)に無知な...]を参照乞う。

<参考1>リアリズム倫理(Fiduciary)が欠落する日本の悲惨な現状

◆日本政府は今や米Qアノン系共和党も驚く!?「#日本会議国家神道)系一派の既得権を巡る内ゲバ状態?∵安倍復活の胎動すらアリとか?w → 一人10万円超も NTTが山田前広報官と谷脇総務審議官に高額接待#菅正剛 #菅義偉 #スクープ速報 #週刊文春 311週刊文春編集部https://twitter.com/tadanoossan2/status/1367755556245577728 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1367755556245577728

<参考2>目的限定性(@レイモン・アロン)だけでは殺戮公認の恐れ

・・・ ∴リアリズム倫理(↓♨)に因る生命論「変異の閾値」重視 i.e.リベラル共和へ展相(Potenz)こそ必須との覚醒と共有が先決! →(寄稿)プーチン氏に抗う力、問う時代 自由社会が独裁と似ぬよう目的つねに自問を 遠藤乾0301朝日https://twitter.com/tadanoossan2/status/1499137647985704960

関連/安倍が得意げに騙ったニュークリア・シェアリング(米の核に関わるNATO核抑止政策上の概念)は冷戦期の遺物! ∴そこでシェアの対象となる核弾頭も“陳腐化&削減プロセス”途上のもの! →安倍元首相 “同盟国で「核共有」 タブー視せず議論を”227NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220227/k10013504311000.html

 ♨ 「リアル意識(感性・知性)Vs 実在(自然)」での地球誕生ら「メイヤスーの祖先以前性」の覚醒と、「リアリズム倫理」即ち“理由の空間”の展相(ポテンツ)の二点を喚起するのが“原因の空間”たる数学!∴ コンシリエンスこそが必須!https://note.com/toxandoria2/n/n4ea0f2eba0e6

参考資料1/レイモン・アロン研究のルネッサンス : 国際政治学のもう一つの始源へ、池嵜, 航一 Citation 北大法学論集, 71(2), 89-123 https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/78971/1/lawreview_71_2_04_Ikezaki.pdf

参考資料2//レイモン・アロン、フランス国際関係論の源流20191023:宮下雄一郎(法政大学法学部国際政治学科教授、https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/10/post-13238_1.php

 

参考資料3/【アロンの重要性は人間の意識のリアル“展相(ポテンツ)”の無限の可能性を説いた点にある!】Ex. 1940年代後半に彼が核の抑止力やNATOの意義で述べたことが、今も変わらぬ真理として通用するわけではない!・・阿部十三(あべ とみ)さん=HMV店頭誌the music masterなどの編集者・・http://www.hananoe.jp/culture/bouken/bouken121.html

・・・

(関連“重要”情報1)

◎条件付バイオマス発電 ♨1が最注視ながら膨大なトレードオフ&未知数があり金融主導のCOP26脱炭素目標↓♨2の如き投資先導では手遅れ!科学的“変異の閾値” 型の調整への真摯な取り組みが急務!→国連 IPCC 最新報告書、温暖化防止のカギは炭素除去テクノロジー
https://cdn.technologyreview.jp/wp-content/uploads/sites/2/2022/01/20180110/MITTR_eMook_Vol39_2k1zdds.pdf https://twitter.com/tadanoossan2/status/1484769859305373698

♨1  回収・貯留付バイオマス発電(BECCS)とは?
 https://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=4606

(再録) ♨2 CO2は只の悪役に非ず!「“変異の閾値” 型」調整の意義を見落とす未熟な環境・文化・経済意識が問題!Ex.急進的“脱炭素”仕掛け人は欧米の金融界(↓★)。(続、2~へ)→生命の網に生きる自分 体内微生物~大気まで、依存への感謝を 森田真生1217朝日 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1484774206755971073

参考/「持続可能な発展」からみたネガティブエミッション 植林とBECCSについて:http://rite.or.jp/news/events/pdf/IPCCsymposium2016_onuma_ppt.pdf  https://twitter.com/tadanoossan2/status/1484775397535653888

(関連“重要”情報2)

◎興味深い活動!が、ダイハード(@自然界)の主役が“a⇔b倒錯”とならぬ工夫を! ∵↓◆ →「a生物多様性を守る取り組みをbビジネスに!」バイオーム藤木氏/MIT.Rev主催「I U 35 J. Sum.‘21」から、㈱バイオーム・藤木社長・プレゼンの要約&紹介。by K.M.011
https://www.technologyreview.jp/s/266252/iu35-japan-summit-2021-shogoro-fujiki/ https://twitter.com/tadanoossan2/status/1485149516504657928  https://twitter.com/tadanoossan2/status/1485149516504657928

・・・[㈱バイオームのビジョン]生物多様性保全が人々の利益につながる社会をつくる:生物多様性保全が経済的に価値のあるものになれば自ずと保全が進むという考え方のもと、事業を行っています。事業内容のメインは、生物のデータベースづくりです。https://biome.co.jp/  https://twitter.com/tadanoossan2/status/1485149693953064961

関連(水のイマージュ)◆1 凡ゆる生命の日常は不均衡動学での視覚(形相/eidos、その対語(質量)はhylē)的な柔軟性に限らずアジャイル(生きた子ネコの様に触覚的に柔らか!)なリアル、(◆2へ続く)
https://note.com/toxandoria2/n/n7f729d5bf46c  https://twitter.com/tadanoossan2/status/1485150458599854081

補足1/生物の保全がビジネスになる未来へ!前例の無い事業に挑戦する起業家を突き動かす危機感と使命感:株式会社バイオーム 代表取締役 藤木 庄五郎 https://kyotostartup.jp/interview/305/

補足2/藤木 庄五郎(起業家・経営者・研究職)
https://creww.me/ja/account/%E5%BA%84%E4%BA%94%E9%83%8E-%E8%97%A4%E6%9C%A8

補足3/大規模バイオマス発電の問題点/国際環境NGO、FEO‐Japan代表・満田夏花(みつた かんな)
https://www.foejapan.org/forest/biofuel/pdf/210124_Mitsuta.pdf

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補足4/FoE(地球規模での環境問題に取り組む国際環境NGO)について、
https://www.foejapan.org/about/organization.html

・・・(4/5)へ続く・・・

https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2022/02/22/171409