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toxandoria:フレーム&フリンジの謎

W.Ⅴ.O.クワインによれば、地理や歴史から物理学や数学、論理学までに至る知識や信念の総体は周縁部(フリンジ)でのみ経験と接する人工の構築物ないしは「境界条件が経験であるような力(持続的ダイナミズム)の場」とされ、この描像の下で理論(又はイデオローグ)と合致しない観察結果が得られたとき生ずるのは何らかの特定の仮説の撤回ではなく、信念体系内部の各命題に割り当てられていた真理値の再配分であり、そこには多くの選択の余地(つまり無限の可能性が絶えず拓ける状態)がある。中山康雄著『科学哲学』(人文書院)

【“晩秋”の南都に漂う身体化された心(唯識的エナクティヴィズム)の風景】 幼生期(古墳~奈良時代)列島の住人は現代と異なり「自分と違う存在を見ようとせぬ人々」ではなかった!

【“晩秋”の南都に漂う身体化された心(唯識的エナクティヴィズム)の風景】幼生期(古墳~奈良時代)列島の住人は現代と異なり「自分と違う存在を見ようとせぬ人々」ではなかった!

 

 (Cover Images

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(プロローグ)南都“晩秋”、日本人の身体化された心(エナクティヴィズム)の原風景

 <注1>身体化された心(エナクティヴィズム/enactivism)とは?

・・・これは仏教の唯識(知)に接近しているとも言えそうである。唯識論では、現世の事物と現象は客体の実在に非ず心の根源である阿頼耶識(あらやしき/8つの意識の最深層に位置する無意識)が展開し生じたものと理解する。これは法相宗の根本となっている。・・・

・・・生存の限界に直面した生命が新たな適応力を展開し得る条件は何か?に関わる現象学的な方法論(別に言うなら、フッサール“相互主観性=間主観性、共同主観性”の本格的な復権)を探るごく新しい概念。特に、ダン・ザハヴィが「現象学の自然化」(アバウトに言えば、コンシリエンス(“人文・社会知”と“自然科学知、特に神経生理学”の融合/実在論と観念論の中間の道)の研究で此のenactivismを重視しており、新たな認知理論の地平の展開が期待される(委細は、注5で後述)。

 <注2>今の日本は内向化した“茹でガエル”状態であり「自分と違う存在を見ようとせぬ人々」が若い年代を中心に多くなっている!(参照、添付画像)

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・・・20181207寺島実郎 「未来先見塾」は、<株高トレンドを除き日本経済は着実に悪い方へ向かっており不安はあるものの、外国人受入・財政・社会福祉など社会・経済・財政等に関わる重い政策的な課題や社会問題には関わりたくなく、今の生活が程々に満たされれば政府の指示に従って何も面倒なことは考えず生きてゆきたい!という「常温嗜好でイマ・ココ・ワタシに向かう生活者」という一般の日本人の心の恐るべき実像が読み取れる!>と分析している。つまり、コレは<今の日本では、「自分と違う存在を見ようとせぬ人々」が多くなっている>ことの何よりの証拠であろう。しかも、ギャラップ調査によれば、このような意味での「国民の消極的傾向」は「139カ国中で132位!」と最悪である!

関連で要参照!【20181207「未来先見塾」動画】☞ https://vod.bs11.jp/video/insideout-miraisenkenjyuku/20181207/ 

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【しかも、直近のギャラップ調査の結果には、“現実逃避(無関心への逃げ=“空虚感を抱えたイエスマン”なる“イマ風で格好が良い”?)の生き方を選ぶ日本人(一般国民)の悪しき傾向”が特に若者層を中心に現れている!】

・・・矢張り、実に恐るべきことだが、今や我われ日本国民は、社会現象学者A・シュッツが指摘する、あの<たしかな未来へ向かう“もう一つの緩やかな時間と豊潤な日常生活”>の再発見とは全く真逆ベクトルの途を歩みつつあるようだ。戦後期の政治学者・橋川文三がかつて鋭く抉り出した<戦前・戦中期の異常アイロニー(内外の憎むべき敵対勢力と国賊探し、そして“やんごとなき安倍晋三日本会議”サマら超然権力の御意向のままに現実逃避(無関心への逃げ/“空虚感を抱えたイエスマン”化(森達也氏、内田 樹氏)なる“イマ風で格好が良い”?生き方/↓♨)が只管拡散するバカリのプロセス>を取り戻し、あの大敗戦と総国民玉砕への途という“美しい?虚構の生き甲斐”プロセスを再現するという、実に悲惨な日常の最中にあるようだ。https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2018/11/12/060933

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 ♨  ギデンズ、ニューエン両氏の指摘は慧眼!気懸りは青年らの意識が欧米と日本(空虚感抱えたイエスマン)で真逆なこと!日本はアベ&政官財トップの<背中>の上書きで満足なのか?w ☞(耕論)蒸発する欧州の「中道」 アンソニー・ギデンズさん、クリストフ・ニューエンさん1208朝日https://twitter.com/shinkaikaba/status/1072037253440913408

 

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・・・以下は、「南都“晩秋”の風景、アラカルト/大安寺、新薬師寺元興寺高円山百毫寺、正暦寺弘仁寺」・・・

f:id:toxandoria:20181216074226j:plain f:id:toxandoria:20181216074656j:plain(『十一面観音立像』重要文化財奈良時代の像は大安寺HPより)

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大安寺(だいあんじ/真言宗

・・・日本最古の寺院の一つで、東大寺西大寺と並び南大寺と称されるほど偉容を誇った大安寺の創建は、聖徳太子大和国平群郡額田部(奈良県生駒郡大和郡山あたり)に建てた「熊凝精舎」(くまごりしょうじゃ/http://www.geocities.jp/watsns/box2/gakuanzi.html

)まで遡る。その後、639年に舒明天皇がその精舎を百済川河畔に移し「百済大寺」とし、更に天武天皇2年(673)に高市郡に移され「高市大寺」となったが、次いでそれは677年に天武天皇により「大官大寺」と改称された。

・・・やがて、再びそれは霊亀2年(716)に平城京に移され新伽藍が建設された。唐から帰国し律師〈僧尼を統轄する官職〉となった道慈が(移転と)造営の役を担った「大安寺」は、三論宗の道場となり学問寺として隆盛し、奈良時代には国の筆頭寺院となり約900人もの学僧(多くの渡来系学僧がおり、古代中国語、古代半島系言語(百済新羅高句麗語)等も使用されていたらしい)を擁す、奈良仏教アカデミズム(特に古密教の/委細、後述)の中心となっていた。

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(木造薬師如来坐像の画像は新薬師寺HPより)

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薬師寺しんやくしじ/華厳宗

・・・新薬師寺は、天平19年(747)に聖武天皇の病気平癒を祈願する光明皇后春日山の南に続く高円山聖武天皇離宮があった場所)の麓で創建した。天平勝宝3年に聖武上皇のための続命法(病人を救うため薬師如来に祈ること)が新薬師寺で行われたあと、同4年(752)に東大寺大仏開眼供養が行われた。

・・・奈良時代は南都十大寺の1つであったが、平安時代以降は規模が縮小した。国宝の本堂や奈良時代十二神将像をはじめ多くの文化財が伝わる。本堂(奈良時代)、木造薬師如来坐像法華経(白点本)8巻、塑造十二神将立像(宮毘羅大将像を除く)(所在本堂)が国宝である。

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元興寺(がんごうじ/中院町にある元興寺極楽坊と称していた西大寺の末寺で宗派は真言律宗

・・・蘇我馬子が飛鳥に建立した日本最古の本格的仏教寺院である法興寺飛鳥寺)が、平城京内に移転した寺院(法興寺も飛鳥の地に残り、それが現在の飛鳥寺)。この元興寺極楽坊の他に奈良市芝新屋町所在の元興寺東大寺の末寺で宗派は華厳宗)も存在したが、現在は1935年頃再建された小堂が建つのみである。

・・・本堂(附:厨子及び仏壇、棟札(寛元2年))、禅室および五重小塔(収蔵庫に安置/奈良時代)が国宝。東門、著色智光曼荼羅図(板絵)(附:絹本著色智光曼荼羅図)、木造阿弥陀如来坐像などの重要文化財(国指定)があるが、著色智光曼荼羅図は日本で最古の曼陀羅図とされる。また、本堂の屋根瓦の一部は飛鳥時代の古式瓦が使われている(画像は、本尊・知光曼陀羅奈良時代)の裏にある複製)。

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 高円山百毫寺(たかまどのやまびゃくごうじ/真言律宗

・・・百毫寺は、奈良市の東部にある山なみ、若草山春日山に続く高円山の麓あたりに建つ。一説では、この地にはかつて天智天皇の第七皇子・志賀皇子の離宮があり、その山荘を後に寺としたとされる(天智天皇勅願寺の説もある)。今は、約100段の石段を上り詰めると、眼下に奈良の町が、そしてその遥か向こうには信貴山生駒山などの山々を見渡すことができる。

・・・鎌倉時代に大宗一切経の摺本がこの寺に伝わってからは、一切経寺とも呼ばれた。宝蔵に安置する本尊の阿弥陀如来坐像や閻魔王坐像らは国の重要文化財指定。因みに、白毫は仏の眉間にある白い巻毛のこと。五色椿(奈良県指定天然記念物)は東大寺開山堂の糊こぼし、伝香寺の散り椿と共に奈良三名椿の一つとされている。

 

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正暦寺(しょうりゃくじ/菩提山真言宗大本山))

・・・正暦寺は、992(正暦3)年に一条天皇の勅命を受け兼俊僧正によって創建され、創建当初は、堂塔・伽藍を中心に86坊の塔頭が渓流を挟んで建ち並び勅願寺としての威容を誇っていた。が、平重衡の南都焼き討ちの時にその類焼を受けて全山が全焼し、寺領は没収され一時は廃墟と化した。

・・・1218年には興福寺一乗院大乗院住職信円僧正が、法相宗の学問所として再興し、再び、昔に勝る隆盛を極めた。江戸時代以降は衰退し、殆どの堂塔・伽藍は失われ、今は福寿院客殿と本堂・鐘楼を残すのみとなっている。当地(奈良市菩提山町)は奈良市街から東方へ約8㎞の近さながら、深山幽谷の如き趣がある。

・・・因みに、古くから正暦寺では荘園米で「僧坊酒」が作られており、当寺院は日本酒発祥地の一つとされる。しかし、そもそも当寺院の清酒(日本酒)づくりは中国系僧侶が紹興酒の製法を伝えたことから始まったとされる(紹興酒(黄酒/老酒は長期熟成したもの)と日本酒の製法は基本的にほぼ同様だが使う酵母に違いがある)。

 

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弘仁寺(高野山真言宗

・・・正暦寺から比較的近い立地(奈良市虚空蔵町)にある弘仁寺は、弘仁5年(814年)に嵯峨天皇の勅願で空海が創建したと伝えられる。空海は自ら彫った虚空蔵菩薩像(本尊/国宝・文化財には未指定)として安置したとされる。また別に、小野篁を創建者とする説もある。元亀3年(1572年)に松永久秀の兵火で伽藍の大部分が焼失たが、寛永6年(1629年)に宗全が再興した。

・・・注目すべきは、弘仁寺の近傍に今も地名が残る和爾(わに)氏、小野氏、春日氏、大宅氏、柿本氏などの古代氏族が弘仁寺の周辺山麓に本拠を占めていたことで、彼らの殆どは渡来系の古い氏族である可能性が高い。また、これら氏族の中でも小野氏が山口寺願興寺(廃寺)と共に弘仁寺を建てた可能性が高くなっている。因みに、讃岐国多度郡屏風浦香川県善通寺市)で生まれた空海は郡司・佐伯直田公(さえきのたぎみ/母は阿刀氏)の子であるが、佐伯氏も阿刀氏も古い渡来系氏族であり、多度郡屏風浦辺りには渡来(中国)系の氏族が多く集住し、そこでは古代中国語も併用されていたとの説もある。

 

 日本人の身体化された心(エナクティヴィズム)の胎盤/そもそも黎明(古墳~奈良)期「列島」の住人は「自分と違う存在を見ようとせぬ人々」ではなかった!

 (渡来系文化との繋がり1/天武・持統・聖武天皇の仏教『鎮護国家』政策の“源流”)

  そもそも、7世紀後半の天武・持統天皇の時代の大官大寺薬師寺などの造営の背景にも鎮護国家の性格があったが、それが本格化するのは奈良時代聖武天皇の時代(724~749年)である。その理由となったのが、大飢饉・疫病の流行と戦乱による社会不安の増大である。つまり、それらの災いと不幸がもたらす不安を仏教の力、特に密教の呪術的な力によって鎮め,国家を安定させようとした訳だ。

  そして、その聖武天皇東大寺盧舎那仏国分寺・同尼寺、大安寺らの建設は、中国(唐の時代)の一時期に君臨した則天武后(唐・高宗の皇后であった中国史上で唯一の女帝)が統治した国家、周(or武周:都=洛陽、690~705/飛鳥時代末の持統・文武・元明期にほぼ重なる)の「仏教の呪術的要素、特に“密教”を活用する鎮護国家」という古代イデオローグの大きな影響を受けたものと考えられる。

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 中国には、今も洛陽市の郊外にある「龍門洞(石)窟」で最大規模を誇る寺院、奉先寺(ほうせんじ)の「奉先寺大仏」(盧舎那大像龕)が現存しており、これが東大寺盧舎那仏のモデルになったと考えられる(画像は、元神戸山手大学教授・河上邦彦/連載コラム『中国における日本文化の源流』、http://withinc.kobe-yamate.ac.jp/univ/course/kawakami/episode_08.shtmlより)。

 

(渡来系文化との繋がり2/“古密教”の伝来)

  一般に、日本「密教」の始まりは唐から帰国した伝教大師最澄が伝えたもの(天台宗が取り入れた台密)とされており、それが本格的に日本へ紹介されたのは唐の密教の拠点「青龍寺」に学んだ弘法大師空海が806年に日本に帰国してから伝えたもの(東寺に由来する東密)であるとされているが、これらは密教成立史の概念で言えば密教として宗派を形成するようになる中期密教である。

  一方、既に中国では唐・太宗(李世民)の時代、つまり玄奘三蔵(602 – 664)が活躍した頃から密教が無視できぬ存在となっており、その時期から初唐の終わりまで(唐初の618年から玄宗・即位の前年(712)に至る約100年)の間に「密教」経典(初期密教)の殆どがサンスクリットから漢訳(当時の中国語へ翻訳)されていた。

  そして、それらの約1/4に相当する130余部に及ぶ初期の密教経典は、飛鳥時代にほぼ重なる時期に、つまり聖徳太子が摂政になった推古天皇元年(593)から藤原京への遷都が完了する持統天皇8年(694)にかけての間に列島へ渡来していたと考えられる。そして、一般に、この初期密教は雑密または古密教と呼ばれてきた。

  但し、奈良時代密教の流布形態や、これらの経典の具体的な招来者・招来僧については「続日本記」などの正史に記載がないため殆ど分かっていない。しかし、幸いにも『正倉院文書』(関連参照/↓◆)の中に極めて多くの写経名が記されていたため、専門家の調査と研究によってそのかなりの内容が分かってきており、それが上で述べた130余部の密経典に該当する。

 ◆正倉院文書を調べる/国立国会図書館https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-735.php

  そもそも雑密とも呼ばれてきた古密教は「論、法相、成実、俱舎、華厳、律」の諸宗派とは異なり、未だ一つの宗派をなすものとしては取り扱われず、主に仏教の呪術的(実用効果的、現世利益的)な受容の役割を分担していたと思われる。そのため、飛鳥時代奈良時代の初め頃にかけての古密教の受容は、様々な古来の土着的な呪術宗教とも融合しつつ列島に拡がっていたと思われる。

  既述のとおり、天武・持統期以降の仏教受容の仕方は中国・周(則天武后)の「鎮護国家思想」の影響を大きく受けることとなったため、本格的に密教の呪術性(呪術効果への期待)が国策たる「仏教イデオローグ/鎮護国家」の中心と見なされるようになった訳だが、このような奈良期「古密教」(及び仏教)の受容史の中で特に重要なのが奈良・大安寺の「(高市郡(飛鳥)の大官大寺からの)移転と造営」で力を振るった道慈(?-744)である。

  三論宗の僧であった道慈の俗姓は額田(部)だが、この額田(部)氏は渡来(技術者)系の可能性が高いとされる氏族である。唐の西明寺で三論を学び、仁王般若経を講ずる高僧100人の内の一人に選ばれたとされる道慈は、養老2年(718)に遣唐使船で帰朝するとすぐに律師〈僧尼を統轄する官職〉に任じられ、大安寺の造営に力を振るっている。

  その後、国の筆頭寺院となった大安寺は約900人もの学僧が集まる奈良仏教アカデミズム(古密教系の)の中心となった。そこには多くの碩学と学僧が集中しており古代中国語、古代半島系言語(百済新羅高句麗語)等も使用されていたことが窺われ、その意味で大安寺は“渡来僧”らを含む内外の俊秀を集めた佛教大学アカデミズムの様相を呈していたと考えられる。そのため、平安遷都後も大安寺には天長6年(829)に空海別当〈寺務統轄者〉となり着任している。

  つまり、そのような訳で奈良時代・後半期の「大安寺の最盛期」は空海最澄らが平安期に入ってから本格的な中期密教の成立を実現するための文字通りの胎盤あるいは揺籃期であり、更に、見逃すべきでないのは、そこで非常に活発な「語学教育も含む東アジア漢字文化圏」における先端的な学術交流活動が実現していたということだ。

 そもそも、更に時代を遡りつつ古墳~飛鳥~奈良~平安初期の内外交流関係史を概観すると、~仁徳天皇期(5世紀初頭?)には、すでに半島・中国文化が盛んに渡来しており、難波宮(元飛鳥)の頃から仁徳天皇陵百舌鳥古墳群)を中心に阪南・難波~堺~斑鳩~飛鳥あたりに点在する非常に多くの未検証の遺跡等の調査が進めば、その頃から奈良・平安初期にかけての時代に「大陸・半島系文化」として移入した胎盤に列島土着の倭人文化のタネが着床し始めた時期」であることが明らかになるのではなかろうか。

 因みに、倭五王期(5世紀半ば~後半?)には引き続き半島、大陸との交流はかなり活発であったし、神道ないしは諸神社の源流となる様々な神事(中国系、半島系)、および儒教道教系など様々な土着文化と諸宗教が多様なルートで日本列島へ流入していた。しかも、当時の列島には日本なる国家意識は存在せず、倭語、加耶語、扶余語、百済語、新羅語、高句麗語ら諸語系の部族集団が西日本~半島一帯に部族意識のまま群住?した時代でもあった

 だから、 特に半島南部~九州・西日本辺りに群住した諸語系統の人々は伝統ある各部族集団としてのアイデンティティー意識は持っていたものの、確固たるナショナリズムとしての国家意識は希薄で、せいぜいのところそれは「部族連合に因る疑似国家的な意識」であったと考えられる。  

  また、「新撰姓氏録」(平安時代初期、嵯峨天皇の本系帳提出命令に端を発する)に編纂された古代氏族名鑑)なる“自己申告”記録によれば、当時の貴族・豪族の約3割が渡来系とされる。が、それどころか実際には畿内辺りの貴族・豪族は庶民層以上に渡来系が占めており、前渡と今来を合わせれば7~8割程度までが渡来系の実態ではなかったかと思われる。なお、委細は後述するが奈良末期~平安遷都期あたりの推定人口は高々で700万人程度であったようだ。

 ともかくも、このような黎明期の日本列島史を概観すると、突如として平安初期に空海親鸞らのスーパー天才が輩出したとされること、そして特に1年足らずの「入唐」経験で中国語と万巻の密経典をマスターし帰国したという空海伝説が今も独り歩きしていることの方が不自然に感じられる。

 それよりも、それはプロローグ(弘仁寺(高野山真言宗)に関する記述)で触れたとおり空海の出自が中国語系の一種の大陸渡来系コロニーであったことに因るのではないか?また、それは大安寺らを始めとする奈良の仏教寺院、つまり東アジア漢字文化圏の一翼を担う仏教系アカデメイア(学問・語学修練場)の賜物ではなかったのか?

 

 (参考1)飛鳥~奈良期の渡来系と思しき僧侶・学僧・学者についての概観(一部)

・・・飛鳥時代法相宗の僧・道昭(629 -700)は百済系渡来氏族である船氏(河内国丹比郡)の子孫である。出家して元興寺で戒行を修したあと、白雉4年(653)に入唐して玄奘に師事し、その高弟である窺基とも親交を結んだ。天智1 年(661) に元興寺の境内に禅院を創立し持ち帰った経巻を安置し法相宗を広めた。 

・・・道璿(どうせん/702-760)は、鑑真に先行し唐(中国)から来訪し北宗禅を広めるため大安寺に禅院を設置した人物だが、天台宗にも精通していたとされる。その弟子の行表は最澄(中国(後漢)渡来系氏族の子孫?)の師である。 

・・・日本律宗の開祖で唐招提寺を創建し、そこに戒壇を設置した鑑真(688 - 763)は唐(揚州)から渡来した中国人であるが奈良仏教界の充実・発展に大きな貢献をした人物である。来朝後は東大寺で授戒と伝律に専念し聖武上皇ら多くの人々に菩薩戒を授けた。

・・・菩提僊那(ぼだいせんな/704 -760)は唐(中国)を経て渡来したインド人(バラモン階級)であるが、東大寺大仏殿の開眼供養法会で婆羅門僧正として導師をつとめたことが知られている。九州・大宰府を経由して行基に迎えらて平城京に入り大安寺に住したとされる。華厳経の諷誦にすぐれ呪術(おそらく古密教)にも通じており聖武天皇行基良弁と共に東大寺の四聖と称えられた。

・・・義淵(643-728)は飛鳥~奈良時代法相宗の僧であるが、物部氏(徐福と共に来訪した?中国系)と同祖の渡来系・阿刀氏の可能性が高い。天武天皇により皇子と共に岡本宮で養育され、出家して元興寺に入り唯識・法相を修めた。行基・隆尊・良弁・道慈・道鏡らは義淵の弟子であったとされる。

・・・奈良時代法相宗の僧・ 玄昉(げんぼう/? - 746)の俗姓は義淵と同じく阿刀氏であり、やはり中国渡来系の人物である可能性が高い。学問僧として入唐して在唐 19年に及び、経論五千余巻と諸仏像を将来した。帰国後は僧正に任じられ橘諸兄吉備真備らと結び政界で活躍した。盛唐の文化を移入し国分寺の創建にも関与したとされる。

・・・奈良時代末期の法相宗の僧・道鏡は義淵の弟子であるが、その本貫(本籍)が河内国志紀郡弓削 であったため弓削道鏡とも呼ばれる。なお、弓削(弓月)氏は渡来系の秦氏(半島経由の前渡り中国系?)と同祖とされる。葛木山で修業してから東大寺に入り、孝謙上皇の病気を癒やして以来信任されて昇進を続け、恵美押勝 (藤原仲麻呂)の失脚後は仏教政治を取り仕切って太政大臣禅師に、更に法王へ上り詰めた。

・・・奈良時代の学者・政治家である吉備真備(693/695-775)の出自、吉備氏は吉備国(今の岡山県全域と広島県東部らに跨る一帯)を本貫地(先祖来の根拠地)とするが、そこは「突蕨(とっけつ)国/6世紀に中央ユーラシアに存在したテュルク系遊牧国家」からの渡来者集団が建国したとの説があり、ともかくも大陸(中国)系渡来人の子孫であろう。

 (参考2)奈良時代におけるカナ文字の誕生/それは、排外思想ならぬ文化ナショナリズム(平安前期に誕生する国風文化)のルーツとして芽生えた、

・・・古代インド仏教の権威を借り中華思想漢民族に伝統的に潜在する優越意識)に対抗しようとする、いわば高度文化ナショナリズム意識(これを排外的な偽装極右意識に直結させるのは短絡で、むしろ個々人の個性と同じくアイデンティティー尊重(個の尊厳)という正統保守的な観念の中核と見るべきもの)の高まりから成立したのが我々に馴染み深い「漢文訓読」の方法(漢文(中国語)を日本語で読む工夫/推古期にもその痕跡はあるが、カナ文字を援用するヲコト点および返り点の“訓読形式”が現れるのは奈良末期~平安初期とされる)である。

・・・朝鮮半島でも、李斯朝鮮王朝の王・世宗が庶民教育の必要性から表音文字ハングル(訓民正読)を制定した時(1446)より前の時代には、語順符と漢字の略体(日本のカナに相当)などを使った訓読(朝鮮では釈読という)が行われており、同時に、日本のと同じく も行われていたので、この辺りが何らかの形でのなかで影響し合った可能性が高い。

・・・そして、その肝心の日本のカタカナ(カナ文字)の起源は、9世紀初めの大安寺・東大寺興福寺らの奈良の学僧の間で漢文を和読するための訓点(記号)として、借字(万葉仮名)の一部の字画を省略し付記したことに始まると考えられる。また、日本の「漢文訓読」と朝鮮半島の「釈読/口訣」(万葉仮名に似た使い方、朝鮮語の読み下し文である順読口訣(音読口訣)もあった)との間には何らかの関係性が窺われるが、その詳細は未発見・未検証となっている(以上の出典:金 文京『漢文と東アジア』- 岩波新書-)。

・・・因みに、天武天皇の命で舎人親王らが編した対外向け編年体史書「日本書記/720」は純漢文体と理解されてきたが森博達(https://researchmap.jp/read0175093/)の研究で正格漢文α群を中国人(渡来唐人の学者、続守言と薩弘恪)が、和化漢文β群を日本人(新羅・留学の学僧山田史御方)が書いたと推定されている。

 ・・・同じく、天武天皇の命で国内向けに書かれた「古事記/712」(兼、稗田阿礼・誦習の神典の類?/太安万侶が編し元明天皇に献上)は日本漢文体(万葉仮名に準じたと思われ此の文体変化の流れは変体漢文・和漢混交文等へと変化?)であるが、太(=多)氏についても“鉱山技術系”渡来人説がある(https://6126.teacup.com/kawakatu/bbs/21)。

  

(渡来系文化との繋がり3/奈良期以前に遡る東アジア文化受容の歴史こそが日本伝統文化、つまり日本エナクティヴィズムの水源)

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 ところで、歴史学・考古学・文化人類学らの分野では、そもそも重層的な「東アジア文化受容の歴史」こそが「寛容で世界に誇るべき日本伝統文化」の源流であったという理解が深まりつつあり、その辺りの実証研究が日・中・韓それぞれで着実に進んでいる。

  特に興味深いのは日本の国立民族博物館あるいは宮内庁及び伊勢神宮系の神官・考古学者・歴史研究者らの研究だ。因みに、彼らは 日本会議らとは全く無関係かつ無縁である。彼ら宮内庁文科省or伊勢神宮等に所属する研究機関の研究者らが新発見や研究成果を積極的に発表しており、それが「日本伝統文化」の源流を新たな光で照らしつつある。また、地方発の考古学研究も活発化している(参照、下記事例◆)。

◆おそらく、7世紀頃までの幼生期“日本”では、畿内辺りの中央発ルートと別に地方での海外交流と異文化渡来が併行した! ☞ 地方発、考古学に新説の芽 徳島・山形・青森で貴重な発見20181211朝日https://www.asahi.com/articles/DA3S13805851.html

◆2015年3月10日~5月6日 国際企画展示『文字がつなぐ古代の日本列島と朝鮮半島

国立歴史民俗博物館20141015~20141214(千葉県/佐倉市)/漢字は中国から直輸入されたと考えがちだが、まず中国と競り合った朝鮮半島において漢字を取り入れる工夫がなされ、次いでそれが日本列島に伝わった事実がわかってきた。[展示代表] 小倉 慈司:専門=古代神祇制度、宮内庁書陵部編修課主任研究官を経て、現在、国立歴史民俗博物館研究部准教授。http://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/project/old/141015/index.html

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◆三上喜孝(国立歴史民俗博物館准教授)著『日本古代の文字と地方社会』(吉川弘文館)20130801刊

・・・主に畿内では、政治的儀礼と結びついた文字(漢字)の使用が5世紀に現れ、やがて7世紀になると記録技術(金石文、木簡、紙など)の獲得で、統治技術の手段として文字が使用されるようになり、次いで7世紀後半~8世紀前半にかけて文字文化の体系化が急速に進んだ(つまり、『天皇制の原型』確立と漢字の関わりが非常に密だということ!)。

・・・・このような動向が顕著となるのとほぼ同じ頃に、畿内や九州などに限らず、日本列島各地の社会内部でも、文字(漢字)の使用がはっきり確認できることが明らかとなっている。

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伊勢神宮斎宮歴史博物館、学芸普及課長・榎村 寛之氏の論文『伊勢神宮の建築と儀礼‐棟持柱建物は神社建築か?』(出典:上田正昭編『古代の日本と渡来の文化』‐学生社‐)

・・・<伊勢神宮創建の意義>が『伊勢神道の精神性/創設時の歴史と根本理念(天皇の超神聖王権の主柱)』にあることは既に明らかにされている。つまり伊勢神宮は日本国の幼生後期(7世紀中葉~後半の天武・持統期)において<伊勢神宮天皇の超神聖王権の主柱>を担う目的で創建された。

・・・そのような意味で「創建・日本国」の創始と重なる<伊勢神宮の建物(および神道儀式)の起源>について榎村寛之氏が更に研究を深めた結果、判明したのは<伊勢神宮(の建築様式、儀式ら)のアーキタイプが外来・渡来系文化の中にあり、特に関連「儀式」の起源は明らかに古代中華帝国律令制にある>ということだ。

・・・棟持柱高床建築(神明造)には中国の南方的要素の渡来が窺われ、天皇の命により神社・山陵などに幣帛(神道の祭祀で神に奉献するものの内、神饌以外の総称)を奉献する儀式「奉幣」も、中華帝国律令儀式・心法(老荘の精神修養法)などから援用され、その後、日本的で高度に洗練されたと考えられる。

・・・また、斎宮儀式等における唐風女性の装束を始め日本の宮廷儀式が唐風儀式の援用であるのも周知のことだ。無論、それは単なる模倣ではなく遣唐使による実際の見聞、または渡来系貴族らがもたらした文物や風俗文化・儀礼作法・芸能等の継承・模倣・習得・応用を通じて、例えば「伎楽」主流の時代(飛鳥時代奈良時代)⇒「雅楽」主流の時代(平安時代以降)の流れの如く日本宮廷の貴族層が次第にそれらを純日本風に演出・アレンジすることで日本文化全体を、より高度化しつつ国風文化へ進化したと考えられる。

 

(渡来系との繋がり4/(繋がりというよりコレは非“繋がり”だが!w)安倍晋三日本会議らの“身体化された心の不在”なる業病の淵源は、彼らの誤った(脳内ニューロンの欠陥で?事実が直視できない)歴史観歴史修正主義にある)

 (参考画像)身体化された心(エナクティヴィズム)の欠落、なる業病

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・・・沖縄米軍基地、外国人受入れ(“無子高齢化日本”の決め手たるべき)両問題の根本的な解決の障害たる『安倍晋三日本会議らの身体化された心の不在なる業病』に感染した日本国民の悲劇!・・・

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(参考画像)人口ピラミッドでの高齢化予測(2015/2065対比)(出典:【動画】20181214寺島実郎“先見未来塾”、https://vod.bs11.jp/video/insideout-miraisenkenjyuku/bbSYJD/

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・・・近未来の日本が、世界で最も急進的な“無子高齢化社会”を迎えつつあることは間違いがない。参考までに、いま注目されている前田正子著『無子高齢化 出生数ゼロの恐怖』(岩波書店)の内容案内文を下に転載しておく。https://www.iwanami.co.jp/book/b378359.html

・・・現在約1.3億人の日本の人口は,2040年代に1億人を割るとされる.そしてその時日本は65歳以上の高齢者が4割の超高齢国となる──.「少子化対策」が叫ばれながら,なぜ日本の出生率は下がり続けるのか? そのカギは景気後退と雇用の劣化に翻弄された団塊ジュニアの未婚化にあった.一貫して少子化,子育てを研究してきた著者による「少子化対策失敗の歴史」と渾身の対抗策.

 (参考/画像付き)【幼生期(上代~飛鳥・奈良~平安初期)における日本人増加の歴史的な原因】

・・・移(住)民(前渡(マエワタリ=長きにおよぶ移民系渡来人の子孫)&今来(イマキ=列島へ移住したばかりの)渡来人)らとの波状的な繰り返しの融合・同化の積み重ねの歴史こそが日本人増加の原型!従って、安倍晋三日本会議らが病的に拘る純粋ヤマト民族は、彼らの脳内ニューロンの欠陥による妄想・ドグマに過ぎない!

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・・・そして、ここに興味深い歴史(日本古代史)上のデータ(推計)がある。それによると、奈良末期~平安遷都期あたりの推定人口は高々(at most)で700万人程度とされる。(出典:これまでの日本人の累計出生人口は5億人程度!)https://minkara.carview.co.jp/userid/480529/blog/13667863/

 昭和 平成時代―――1億2620万人(推定“出生”人口/以下、同)

明治 大正時代―――――4490万人(59年間)

江戸時代――――――1億0790万人(266年間)

中世――――――――――8490万人(419年間)

奈良 平安時代―――1億0540万人(476年間)

・・・奈良末期~平安遷都期あたりの推定人口は高々(at most)で700万人程度

弥生時代――――――――2380万人(古墳・飛鳥時代まで)

縄文時代後期――――――1500万人

縄文時代前期―――――――620万人

 ・・・そもそも、「世界で最高に由緒正しい万世一系の皇統を基礎とする」(安倍晋三日本会議らの信条?!しかも、彼らはコレを御身自身の利益保守・確保の方便としている節がある!)のフレーズは、スコラ哲学の「神の存在証明」と同じドグマ思考に嵌った観念であり、それは先ず「完全な神が存在する」という絶対原理を打ち立てる故に生じるパラドクスに嵌った思考回路(スピノザ“エチカ”とは真逆の回路!)である。しかも、そもそも縄文文化の伝統を引き継ぐ日本古来の神道は自然アニミズム多神教)であるので、絶対唯一神としての現人神を措定すること自体が矛盾している。

・・・また、日本列島全体の人口がたかだか20~30万人程度(2~3世紀頃で推計)に過ぎなかった縄文時代末期~弥生時代(~3世紀頃まで)の倭人集団(当時は、まだ東アジア日本海文化圏における一つの部族集団)が「世界に冠たる万世一系の現人神天皇(神の真姿顕現たる存在)が支配する独自で高度な文化をもっていた」と主張する部分について、古事記日本書紀の記述の殆どが荒唐無稽な“想像”である可能性は高い。が、その全てが真っ赤なウソだらけだとは断言すべきでなく、それは年代記的な史実の記録というよりも、日本の古代文化史あるいは日本神話の資料として掛け替えのないエナクティヴィズム(身体化された心)の価値を持つことは言うまでもない。

・・・ところで、上のデータが示すとおり(古墳末期~飛鳥~)奈良~平安期ごろに人口爆発が起き、急に、その累計で1億人超もの累計出生人口(大正・昭和期にほぼ匹敵!)となったのは何故か?それは出生環境の改善等による自前の出生数増に加え、その大部分は渡来人の波状的な移入によるとしか考えられない!今で言えば、日本人(無論、当時は倭人)と同等の扱いによる移民の受け入れということである。安倍晋三日本会議らは、このようなデータ(歴史統計学上の推計データ)にある程度は裏付けられる古代の日本の歴史(移民の正当な受け入れで日本人が爆発的に出生数を増加させた歴史!)があることを知らぬのだろうか?or知らぬ振りをしているのだろうか?ならば、それこそ安倍晋三日本会議らの身体化された心の不在なる業病』の核心ではないか?

・・・ともかくも、この堂々巡り(安倍晋三日本会議ら)のパラドクスの円環を抜け出るためのヒントは、歴史的に重層化するメタ次元の民族・言語・文化を悪戦苦闘しながら比較・検証してこそ無尽蔵に学び得るものが生まれると見なす多元文化(現代風に言えばグローバル多元文化)についての深い理解ということであり、その「歴史的知恵の揺籃と創生のトポス(場)」を提供するのが、例えば、欧州(仏)のブルターニュあるいは、日本の九州~出雲~畿内地方などに推定される、自然地理的・考古学的あるいは歴史的古層を共有する「ボーダーランド(Borderland/境界領域)としての地域・地方文化」ということになる。

・・・歴史的な意味での沖縄人(現在の沖縄県民)を含む外国人一般の人権と人格を心底から同じ人間として尊重しつつ、彼らを我々と全く同等・同人格の日本人としての一体感の下で受け入れ同化する意志の欠落、つまり「安倍晋三日本会議らの歪んだ日本人観(アナクロ戦前型の純粋で美しいヤマト民族意識=追憶のカルト、妄想)」こそが、沖縄基地問題に関する一般日本国民の関心の希薄さを人質にした冷酷な国策判断を強行する原因である。又、同じく、それこそが<おざなりで上っ面だけの外国人受け入れ政策(というよりも実態は法務省と司法当局らを巻き込んだ外国人に対する奴隷的雇用の立案)でお茶を濁すという、安倍政権の実に冷酷でブザマな政治判断>をもたらす原因でもある。

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(関連情報/20181224追記)

『最先端のDNA解析(鳥取県・青谷上寺地遺跡”の弥生人・人骨等の)で、現代「日本人」は韓国人・中国人ら東アジア系の人々に極めて形質的に近いことが分かった』

一枚目の画像(位置図)の出典は下記・出典(2)より

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(以下、三枚の画像は20181223サイエンスZERONHK)より)

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f:id:toxandoria:20181225052756j:plain(4)

[出典]

(1)20181223サイエンスZERO 日本人成立の謎。弥生人のDNA分析から意外な事実が判明:ゲスト国立科学博物館 副館長篠田謙一(NHK)http://www4.nhk.or.jp/zero/x/2018-12-23/31/25731/2136698/

(2)鳥取発!青谷上神寺地遺跡の弥生人鳥取大学医学部 井上貴央)

http://www.jpci.or.jp/SIMPO_ron/18/18-0-1.pdf

(3)鳥取 弥生時代の人骨“渡来系”か 青谷上寺地(かみじち)遺跡20181118毎日

https://mainichi.jp/articles/20181118/k00/00e/040/221000c

 国立科学博物館サイエンスZEROによる分析の結論]

 1  先ず、37体の弥生人(人骨)の<ミトコンドリア(母)系DNA(16500の塩基の連なり)>の分析で分かったのは「渡来系36体:縄文系1体」(図2)ということ。これは、朝鮮半島を含む中国大陸系の渡来人が、2世紀に(別途、行った放射性炭素年代測定で判明!)、同半島経由で青谷へストレートに渡り定住した可能性が高いことを意味する。

2  次いで、弥生時代中期(BC600年頃?)のある女性の人骨(福岡県、安徳台遺跡)についての<核DNA(30億個の塩基の連なり/情報量は(1)の18万倍)>の分析で判明したのが「その女性は、身体形質に関わり渡来系・縄文系の二つの特徴(遺伝子)を持っていた!」ことである。

3 これは何を意味するのか?つまり、それは特に(1/図2)の結果と併せて見れば理解できるのだが、今まで考えられてきた以上に相当に古い年代から(少なくとも弥生中期より前の年代から)中国大陸辺りの渡来系の人々が主に朝鮮半島経由で日本列島の各地に渡ってきて定着し、列島古来の縄文人との混血を繰り返してきた可能性が非常に高いということだ。

4 また、これは先に述べた「(古墳末期~飛鳥~)奈良~平安期ごろに列島で人口爆発が起き、歴史統計学的に1億人超もの累計出生人口を推計し得ることの背景、つまり、この一定の歴史的時間においてかなり規模の大きな渡来人が、波状的に、繰り返し日本列島へ渡ってきた」という仮説(考え方)についても、それに対し相当に有意な科学的条件を付与する結果となっているようだ。

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5 そして、このことから<安倍晋三百田尚樹同氏の“話題”のヘイト本?著書『日本国紀』について、コレぞ(日本国紀は)“司馬(遼太郎)史観”にも負けぬほど非常にユニークな歴史的見識たる“百田史観”の結晶だ!と評価する声まで聞こえ始めたようだが?w)、又は日本会議に強いシンパシーを抱く偽装極右系の人々が、如何に口角泡を飛ばし「純粋ヤマト民族の血」と「天孫降臨神話万世一系天皇の実在性」を前提する歴史修正主義を日本国民へ押し付けようとしても、それは、無意味であるどころか、戦前期に歩んだ失敗(大敗戦)を再現する可能性が高まるバカリの「追憶のカルト」の妄想に過ぎぬ!の謂いで非常に有害であること>が歴然としてきた、といえる。

 

(関連情報/20181223追記)

 ・・・全く同感!+#サンモニ 青木理氏 陛下のお言葉は災害、沖縄、反戦外国人労働者にも触れられている。世界的に歴史修正主義者が横行していて、日本の場合、政権にもその気配が結構強いんじゃないか!の中で天皇がこういう常識的なまともな発信者となっているのが逆に日本社会の病を映し出している。☞ 明仁天皇“最後の誕生日会見”は明らかに安倍政権への牽制だった! 反戦を訴え、涙声で「沖縄に寄り添う」と宣言1223リテラ、https://twitter.com/litera_web/status/1076689645533097984

・・・【動画】天皇陛下 85歳の誕生日 記者会見での全てのお言葉


天皇陛下 85歳の誕生日 記者会見での全てのお言葉

 

【関連画像】国民を心から思われる非常に誠実な「天皇のお言葉」、そして「その天皇のお言葉(お心)と余りにも対照的に、超異常なアナクロ・カルト(偽装極右的で悪魔的な心性)の方向へ過剰傾斜した「“一強(狂)”?安倍政権」に組み敷かれた日本・沖縄の異様な光景

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・・・従って、近未来の“無子高齢化社会ニッポン”の救済策の決め手とも見るべき下◆の如き喫緊の課題(混迷するバカリのグローバリズム時代を生き抜くための重要な方向性)への具体的な取り組みについて、安倍政権は、まるでそれは他人事であるかのようにほったらかしたまま平然としていられる訳である。だから、金子 勝氏(慶大名誉教授)の「安倍晋三はバカである!」との指摘は、まさに慧眼!ということになる(添付画像)

 ◆将来年率0.6%(現時点で、年当・約70万人強)という急速な人口減の日本が参考とすべきA・シュッツ「人間ゆえの新たな文化創造の多様なタネ(資源)としての日常性の社会学」とK・ラワース「自然界の繁栄を支えるネットワーク」・・・サプライサイド生産性論の呪縛(限界)を解放する可能性が高い「A.シュッツ日常性」の意味・・・

http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20180806

  

フッサールから“AI研究” 第三段階へ、更にエナクティヴィズムへと深化する現象学研究の流れに透ける「安倍晋三日本会議歴史修正主義者」の異常性

  明治維新の「王政復古」は7~9世紀頃に整備された古代律令制(古代中国政治体制の導入期)への単純「回帰」ではなかった。それは、古代律令制そのものが古代中国(南北時代を統一した隋唐帝国)の模倣であったことが示すとおり、実は、古代の日本において純粋ヤマト民族なる排外思想(意識)は存在せず、それどころか明らかに倭国(その黎明期の日本)は<東アジア漢字文化圏>の一員であるという柔軟で開かれた国際感覚のジャンルに裏打ちされていたからだ。http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20151030

 ところで、「経験」(ここでは広義の歴史経験など、意識の深層海流をも含む)について率直に考えてみると、「メルロ・ポンティの経験論」は<身体の現象学フッサールら意識の哲学)>を通過したうえ、日常の生の場面で覚醒する共時的な「肉」(M.アンリの共感的に生きる“受苦と愛”の肉体)の存在論を経て、更に、それは「身体化された心」(エナクティヴィズム/enactivism)へと深化しつつある。

 しかも、そのエナクティヴィズムは内向化するベクトルとは真逆のノントリビアルサイバネティクス(同・マシン/関連参照↓★)として見た場合のオープン・マインドのヒトが外部との交流プロセス(orルーティン活動の過程)が創造する“余剰etwas”(新たに身体化された心の風景的なもの/絶えざるハイデガー的トポスの発見)であることを意味する。

★ AI・BD‐Web時代にこそ注視すべき、セカンドオーダー・サイバネティクスとしてのヒトが創造する“余剰etwas”(意志を含む)の問題/H.v.フェルスターのノントリビアルサイバネティクス(セカンドオーダー・サイバネティクス)がもたらす“余剰意志”(アンガンジュマン等の始動因(モチベーション)となる)についての理解が、「間主観性の連鎖」と「多次元的な倫理感」についての再覚醒をもたらす!http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20180701

  次々と創られるこの“余剰twas”に新たな価値を発見し続ける点にこそ、ヒト(人間)の意思決定の重要な意味が隠れているのではなかろうか。一方、「西田幾多郎純粋経験」(https://philosophy.hix05.com/Nishida/nishida01.zen.html)は、フッサールの<意識および相互主観性>と絡みつつ<ハイデガー的な場所論(トポス論=ハイデガーの世界観に因るAI研究の第三段階、“新しい人工知能研究フェーズ”、https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2018/11/12/060933)>へとそれぞれ変貌し、その流れが更に深化しつつある。

 そして、この「経験→意識の哲学→身体化された心(エナクティヴィズム/enactivism)orハイデガー的トポス論」という二つの方向性は、「現代民主主義に関わる意識」の深化との交差をすら予感させる。

  一方、ダン・ザハヴィのHKBモデル(非線形力学系モデル)等を駆使するダイナミカルシステム(生体システム論/ギャラガーとザハヴィが“現象学の前倒し”(front-loading phenomenoligy)と名付けた研究手法)との接点を探る先端分野では世界中の研究者が、目下、西田哲学に強い関心を示していることは興味深い現象だ。

http://www.ajup-net.com/bd/isbn978-4-588-01082-8.html https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2018/11/12/060933

 例えば、現代世界の混迷を乗り越える方向性を模索する海外の先見的な現象哲学や宗教学の研究者ら(独・ボン大学教授ガブリエル氏、あるいは米・神道学者トマス.カスリス氏ら)が日本の伝統(正統保守/必死に安倍政権が取り戻しを謀る戦前型の偽装極右に非ず!)的な価値観の基盤として、西田哲学や伝統古神道(同じく、日本会議安倍晋三らが篤く信奉し、必死でリバイバルを謀る国家神道 に非ず)に注目している。

 また、ジルベール・シモンドン『個体化の哲学』(叢書ウニベルシタス/アラグマティック:Allagmatique/ミクロ~マクロの世界に跨るコンシリエンス的な類比作用の理論/ハイデガー的AI研究とも深く交差か?)の訳者の一人で、とりわけシモンドンの個体論に興味をもつローラン・ステリン(Laurent Stehlin)は、それと西田幾多郎との接点を研究するため、目下、日本で翻訳者としても活動中である。

http://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-01083-5.html

  

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 ところで、フッサール現象学が、<植民地資本主義の限界と優性主義をベースとするナチスの空気が拡大する!という危機感に覆われた19世紀後半~20世紀初頭に活躍したフッサールオーストリアの物理学者、エルンスト・マッハが大きな影響を与えた)の科学哲学的な分析での厳密な主観性の検証、つまり超越的「現象学的」還元を試みたことから始まった>という歴史は、未だあまり広く知られていないようだ。

  しかし、米トランプ大統領が代表するマイファースト(自国第一主義)の、あるいはアーリア系白人ら特定民族の優位性を声高に叫ぶ偽装極右なる政治マッチョらが、世界の至るところで台頭・跋扈し、ポピュリズム・トレンド(対立と分断)を激しく煽り立てる今の時代であればこそ、フッサール現象学の草創期における時代背景とそれとの絡みを凝視しつつ、これら現象学研究の先端フィールドに関わる理解を深めることが重要となる。

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 つまり、ポピュリズムとの安易な妥協へ流される人々が世界的に増えており、「民主主義」の意義は崩壊寸前か?との危機感が増す一方で、それにもかかわらずAI等の先端科学研究とも絡みつつ、既に述べたダン・ザハヴィ『科学的現象学』、ジルベール・シモンドン『個体化の哲学』(両者は紛れもなくコンシリエンスの方向性!)らの研究の進化で、益々、世界融和と民主主義の条件に関わる知見が深まりつつあるという現実があることも理解すべきなのだ。

  しかも、欧米ら各国においてはアカデミズムに止まらず政界・財界・一般国民レベルでもこのように斬新な知見の影響を受けた、新たな政治・経済・企業・市民活動の胎動が見られる(例えば、下記◆の事例)。しかし、それらに比べると我が日本の現況はお寒い限りであり、特にテレビを中心とする主要マスメディアが同種の先端的な問題意識を取り上げることは殆ど皆無となっているようだ。

 ◆ジャニン・ベニュスの“バイオ・ミミクリー(生物模倣)”による新たな都市構想『惜しみなく与える都市』出典;ケイト・ラワース『ドーナツ経済学が世界を救う』https://ameblo.jp/kenbijin/entry-11075266667.html

◆欧州発の循環経済を推進する英「エレン・マッカーサー財団」による「循環(蝶)型経済」の推進(出典:ケイト・ラワース『ドーナツ経済学が世界を救う』 https://www.ellenmacarthurfoundation.org/、http://www.alterna.co.jp/16391

◆『オープン」ソース循環型経済(OSCE)』の全世界的展開/OSCEdays Mission Statement What is ‘Open Source Circular Economy’?(出典:ケイト・ラワース 『同上』https://oscedays.org/open-source-circular-economy-mission-statement/

◆フィリップス(オランダ・アムステルダムに本拠を置く多国籍企業)による、循環型社会の実現への貢献を意識したコンセプト『循環型設計/Innovation and you』による社業発展への取り組み/添付画像と下の文章(一部分)は、HPより転載(出典:同社HP、https://www.philips.co.jp/a-w/innovationandyou/article/extended-story/circular-economy.html

 ・・・

  しかも、肝心の日本政界では此の類の議論が全く見られず相変わらず19世紀型イデオロギー論(資本主義Vs共産主義)の土俵で角突き合っており、NHKを初め主要メディアとジャーナリズム、あるいは書店・出版・広告等の文化インフラ業界が<「安倍晋三日本会議ら19世紀~戦前・戦中型アナクロ異常“歴史修正”権力」>へ同調・迎合・翼賛・忖度するばかりという実に不気味な社会の空気が拡がっている。例えば、アベ“改憲”<強行>への呼び水工作&国民騙しがミエミエの悪辣な歴史修正本、orヘイト本たる百田尚樹『日本国紀』(幻冬舎)を巡る<不毛>極まりない、おそらく機密費or政治資金丸抱えの幻想ヤラセ出版劇場など。https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2018/11/12/060933

 

(関連情報)

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地球環境の未来では定常化「経済社会」が必須との理解は既に国連&EU諸国らの共有理念であり、それは201509国連総会が採択したSDGs(持続可能な開発目標)の土台がプラネタリー・バウンダリー(九つの地球環境の許容限界)であることを意味する

http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20180806 

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 まさに、<正統保守的なリベラル共和の実現による「アンシュタルトと化した新自由主義」を調教する!の理想が実現するか否か?>の謂いでマクロン政権は一気に正念場を迎えた!(縮原発とASTRID中止(日本核燃サイクル完全崩壊)への転換は、既に退任したニコラ・ユロ環境大臣あってこその実績!

・・・Cf.『ニコラ・ユロ国務大臣、環境連帯移行大臣が8月28日、辞意を表明しました。過去長年で最高の環境実績を挙げたフランス政府は、今後も取り組みを継続する不退転の決意を明らかにしました。』(仏大使館)https://jp.ambafrance.org/article13538

 

<20181223/追記情報>1220論壇時評(朝日)/あすを探る“共生・社会”:森千香子氏(社会学・一橋大准教授)《生活苦と閉塞感/黄色の怒り》

・・・フランス・パリを中心とする反マクロン“黄色の怒りのデモ”(ジレジョーヌ)には、一部で略奪など暴力へ走る輩もいたが、その大部分の参加者(年金生活者、女性、農民、教師、ソーシャルワーカー、商店経営者ら)は普通の市民たち。そして、彼らの主張『重税には反対だが、公共サービスを支持する』には一定の論理があると受け止めるべきだ。従って、<今後3か月間に行われるマクロン政権と彼らの代表との対話>を注視すべき

・・・(補足、toxandoria ⇒)より、端的に言えば、このジレジョーヌ運動が主張する“一定の論理”とは、実は、リベラル共和(正統保守的であり、かつ常識的でもある!)の考え方で外ならぬEU欧州連合)の根本理念(何時でも即効性が期待できるものではなく、あく迄もポテンツ経済(http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20180806)の実現と、そのための永遠のインテレケイア(決して絶やすべきでない希望の灯)としての理念)でもある。

・・・(補足、toxandoria ⇒)ただ、マクロンにソレをもっと分かり易く語り、その理想の実現までのプロセスで最も直接的に被害を被る弱者層への実効的な配慮と説明不足があったことは否めないしかし、このような意味では、今回の“黄色の怒りのデモ・ジレジョーヌ”については、その根本が米国のトランプ現象(そのコア支持基盤が白人優性意識に因る)とは異なると見るべきだろう

 

【参考/画像情報】[“ジレジョーヌで混迷”(おそらく生みの苦しみ?)の仏とは全く異質で、余りにも異常(様)なアベさま一強天下に平伏するバカリのニッポン!]

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・・・

 ・・・但し、「仏原子村の巻き返し&中国“成長至上主義”の暴走!=中国 仏技術採用の新型原発 世界初の営業運転 1215 NHKニュース」、「民主主義はもう存在せず?反マクロン・デモ終息兆しナシ!=反民主主義ポピュリズムへ流されれば米トラ現象と同轍!原発大国“回帰論”復活もあり得る!生命環境論的なポテンツ経済を分かり易く語るのが政治の喫緊の課題! 12 11 WSJ」、「(耕論)蒸発する「欧州の中道」1208朝日=しかし、ポピュリズムへ流されれば米トランプ現象と同轍になる!仏の原発大国“回帰論”もあり得る!生命環境論的なポテンツ経済を平易に語るのが政治らの喫緊の課題!」、「「双子誕生」のゲノム編集 将来の臨床応用には期待の声/…市民の意見採り入れる動向も 香港=福地慶太郎1213朝日=先端生命科学の“ポピュリズムでの割り切り”への傾斜は危険!あくまでも先端知・唯識知(≒エナクティヴィズム)・集合知の橋渡し役がメディアの存在理由!」などの直近動向に見られるとおり、<民主主義と先端科学技術>そのものが存亡の危機に巻き込まれつつあるのも確かである。

・・・従って、そうであればこそ当記事で取り上げた『エナクティヴィズム(身体化された心の問題)』の理解深化と一般への啓蒙について、諦めずに息長く取り組むべき時代に入ったのではないか?と思われる(下の関連画像を参照乞う)。 

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 (参考情報)【トランプが逆風を吹かせる最中での「温暖化防止へ一歩」の労を多としたい!】パリ協定20年適用開始 COP24、実施指針を採択 温暖化防止へ一歩 1216日経、https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39011660W8A211C1MM8000/

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(関連情報) >英国での原発新設を遂に日立が凍結!安倍トップセールス原発輸出の全てが頓挫!はご同慶の至り乍ら、肝心のやるべき(Ex.“無子 高齢化”等)はお座成り!で巨額税金を内外へバラまいた責任はどうなる!!☞日立、英原発計画を凍結へ1216共同、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181216-00000040-kyodonews-bus_all 

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・・・

 (参考1)“京都学派『世界史の哲学/歴史・自然・文化地理(特に東アジア交流史の視点を深めるべきという発想)』の先進性について 

 ・・・安倍政権の一強支配(戦前型の異常な価値観)に組み敷かれたかに見える昨今であるからこそ、近現代史の再学習(特に、幕末~明治維新大正デモクラシー期~軍国主義時代へのプロセス(戦前・戦中)~戦後~現代)に加えて、東アジアについての「“歴史・自然・文化”地理/京都学派の世界史の哲学という概念に覚醒することが、特に重要である。

 ・・・残念ながら、“太平洋戦争の論理”に飲み込まれたため、その当時には具体的な成果が得られなかったものの、1940年代の前半に活躍した京都学派(西田幾多郎田辺元に師事した人々が形成した学派)に属する哲学者たちが提唱した『世界史の哲学』の中にそのヒントがある。

…Cf.『京都学派とは何だったのか?』-現代文明論としての西田哲学:中島 啓勝-http://www.kyoto-academeia.sakura.ne.jp/index.cgi?rm=mode4&menu=mogi&id=71 )

 ・・・1942年に京都学派の高山岩男(1905 -1993/西田幾多郎より俊秀とさえ評された山形出身の哲学者/非常にユニークな発想の歴史観を提示したが、残念ながら戦時中は逆に戦争の論理を謳う超然権力に回収され、巧みに利用されてしまった)が出版した『世界史の哲学』(日本人の言葉で語る思想)の中で強調した点が参考になると思われるので、以下にその主張の要点を纏めておく。

 『世界や世界史の認識は近代ヨーロッパの拡張によって現実性を持つようになったが、それはあくまでヨーロッパ中心史観(欧米中心史観)で構成されたものなので、真の意味での世界の現前ではない。ヨーロッパ的世界(欧米的世界)はあくまでも特殊的世界の一つなので、それを超える普遍的世界の世界史の認識が重要だ。そこで広義の地理の概念が重要となる。歴史は常に地理との行為的総合において成立するものなので、我われを取り巻く自然は、長年の人間の営みによって人間化された歴史的自然であり、文化的自然である。そして、歴史の地理性と地理の歴史性の相互媒介によって世界史が発生する。http://www.kyoto-academeia.sakura.ne.jp/index.cgi?rm=mode4&menu=mogi&id=71

 ・・・つまり、このような意味でエナクティヴィズム(身体化された心)的な「歴史・自然・文化地理=本格的な東アジア共存・交流史」的考え方を基盤として、<「良き情念統制(正統保守)」の理念(例えば日本近代史の中で何度も芽生えては消え去った国民主権ナショナリズム、又は日本国憲法(平和主義)と象徴天皇制の調和)>と<「リアル論理構成」の理念(例えば、信用、倫理観と公平分配こそが経済成長を促す要だと理解すること=“過剰グローバル金融市場原理主義の弊害”の超克)>の相互補完的な役割の分担こそが、換言すれば軍事・武力的で傲慢な『超然権力』化の抑制を可能とする、そして多元文化の共存と連帯を要とする叡智の地平(例えば上で見た身体化された心(エナクティヴィズム)orハイデガー的トポス論)の絶えざる再点検こそが肝要ではないかと思われる。

・・・

(関連情報)(文化の扉)<加藤周一の言葉とあゆみ>「雑種」こそ日本の個性 半世紀前の論考 いま、世界の現実と希望1217朝日 https://www.asahi.com/articles/DA3S13815106.html

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(参考2)石川県:西田幾太郎記念哲学館/日本で唯一の「哲学の博物館 Museum of Philosophy」http://www.nishidatetsugakukan.org/

・・・石川県かほく市にある西田幾多郎に関する文化施設。出身の西田の遺徳を顕彰し、哲学の普及・啓発を図ることを目的]として2002年(平成14年)に当時の宇ノ気町が設置した。2004年(平成16年)の市町村合併後は、かほく市が設置・運営を行っている。(ウイキより)

 ・・・

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 <注3>ダン・ザハヴィらによる「現象学の前倒し研究」(front-loading phenomenoligy)

・・・身体動作と脳神経系の作用を支配するのは基本的に“複雑系ダイナミズムの非線形力学系理論(例えば、非線形微分方程式によるHKBモデル)”だが、意志力次第では“その非線形力学系理論によるダイナミズム(一定方向へ流され易い相転移)”を克服できることが分かった!(無論、過剰な意志の暴走があれば個体環境トータルでの帳尻合わせが発動されるのは当然!と思われる。←補足、toxandoria)出典:「身体運動に潜む複雑系:ストリートダンスが明らかにした全身動作における新たな相転移現象の発見」平成23年8月8日東京大学大学院総合文化研究科・工藤和俊(生命環境科学)https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/p01_230808.html  

・・・また、HKBモデル(Haken, Kelso, & Bunz, 1985/非線形力学系モデル)が「神経科学における意識の研究」(これは、ブレンターノ(現象学の基礎を創った心理学者・哲学者)、あるいはマッハ現象学などが指摘したことであるが、「意識の特性は志向性」にあることが、ギャラガーとザハヴィによって「現象学の前倒し」(front-loading phenomenoligy)と名付けられた研究手法で科学的にも裏付けられつつあることになる!)出典:田中彰吾『現象学入門』(勁草書房

http://www.keisoshobo.co.jp/book/b371301.html

 

<注4>第三段階“AI(人工知能)研究”については下記★1を参照乞う!

・・・★1  トランプ“優性人種主義”は悪魔的主観性の病理!その「目先&ヘイト」への餓鬼の如き異常な執着は“意味的反転図(ゲシュタルト)”と化し米国と全世界の未来を無限に喰い尽す!https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2018/11/12/060933 

 

<注5>身体化された心(エナクティヴィズム/enactivism)とは

・・・生存の限界に直面した生命が新たな適応力を展開し得る条件は何か?に関わる現象学的な方法論を探るごく新しい概念。特に、ダン・ザハヴィが「現象学の自然化」(アバウトに言えば、コンシリエンス(“人文科学”と“科学知、特に神経生理学”の融合/実在論と観念論の中間の道)の研究でenactivismを重視しており、新たな認知理論の展開が期待されている(関連著書↓★2)。

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 ★2 ダン・ザハヴィ著『フッサールの遺産』―現象学形而上学、超越論哲学―(叢書・ウニベルシタス)

・・・そもそも「身体化された心」は、オートポイエーシス論の創始者であるマトゥラーナとヴァレラの研究に由来する概念であり、この概念を確立したのは上のザハヴィの著書★2とされている。しかし,更に遡れば、「エナクティヴィズム」(enactivism)の用語を初めて使ったのはトンプソン(↓★3)であると思われる。

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 ★3 ヴァレラ、トンプソン、ロッシュ著:田中靖夫訳『身体化された心

(The Embodied Mind)1991』(2001、工作舎

・・・特に、科学的現象学(カント由来の超越論的哲学の最先端フィールド)、ダイナミカルシステム理論(ゲシュタルト心理学の分野)、第三段階に到達したとされる先端AI(ハイデガー的な人工知能)研究などの分野で注目されている。

・・・因みに、繰り返しになるがHKBモデルを使った「神経科学における意識研究」(神経現象学)の最先端では、「意識の特性は志向性」にあることがS.ギャラガー(米・精神病理哲学者)とザハヴィが名付けた「現象学の前倒し」(front-loading phenomenology)という研究手法によって科学的にも裏付けられつつあり、当然、これはヒトのコトバの誕生・発生等の問題とも関連することが考えられる。

・・・なお、神経現象学(Neurophenomenology)はF.J.ヴァレラ(チリ出身の認知科学者/オートポイエーシス理論で知られる)によって提唱されたアプローチで、一般に①体験の現象学的な分析、②力学系理論(ポテンシャル関数、統一場理論など)、③生物学的システムに関する実験、の三者の統合に特徴がある(Gallagher and Zahavi 2008; Thompson2007)。出典:当事者研究を神経現象学に接合する/石原孝二・東京大学・大学院総合文化研究科、http://phsc.jp/dat/rsm/2013_a1-3.pdf

 

(エピローグ)安倍晋三首相、日本会議らが必至で取り戻しを謀る戦前・戦中期「国体思想、靖国顕幽論」らの滑稽、それは日本伝統の正統保守的なエナクティヴィズム(唯識的に“身体化された心”)の対極!喩えれば、安倍・日本会議らの脳内に取り憑くゴースト観念!

<注6>靖国顕幽論とは?

・・・「維新政府」以降の国家経営の誤りの根本は、江戸時代前期から中期の山崎闇斎荻生徂徠らの儒学者、あるいは本居宣長(江戸中期~後期)、平田篤胤(同後期/幽顕思想(顕幽論))ら国学の流れを汲む<「後期水戸学イデオローグ」が夢想(妄想)した「祭祀と政治の一致/至高の国家的儀礼に関わる議論」の中で「愛国玉砕(散華)戦争(このみいくさ)」(日本型聖戦論)が過剰濃縮されたことにある。

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・・・平田篤胤キリスト教、および西欧啓蒙思想も熟知していたらしい!)の「顕幽論」は、現世の殆どの人間(日本国民を殆ど野蛮で動物的な有象無象の存在と見る)には基本的な意味での人間の権利がないとする。しかも、篤胤はこの顕幽論を半ばジョークで創ったと告白さえしている!(苦w)そして、愛国玉砕戦(このみいくさ)で勝利し、大霊界へ昇り英霊の位階構造に列して初めて日本国民は人間たる基本的権利が与えられるとする(関連資料:吉田真樹著『霊魂のゆくえ』(講談社)、田中純『政治の美学―権力と表象』(東大出版会))。

・・・また、顕幽論(“靖国神社国家神道”の中核イデオローグ)によれば、現人神とは『記紀神話の降霊(招魂)儀式で中枢神殿(英霊が眠る靖国をこれと見立てる)の霊璽(れいじ/神や霊が宿る“よりしろ”)に憑依する神霊(エクトプラズム/人霊とは異なり神格化した英霊)となる“愛国者”の意味であり、それは皇国史観に基づく天皇だけのことを指す訳ではないとされる。

・・・どうやら、“追憶のカルトのお仲間”たちは、その意味で安倍晋三首相を天皇より上位の現人神(英霊が降霊した存在)と見て崇めている節があり、これは恐るべき『狂』以外の何物でもない!(苦w)

・・・そして、このアベ現人神が支配する『世界で唯一の澄める“うぶすな”でできた“美しい国、日本”は、愛国戦争で死守する覚悟で玉砕した神霊が再び受肉靖国神社で復活するのと同義であり、その玉砕戦争によってこそ、日本は、更に、より美しい国土となって甦る』と定義される。

 

(関連資料)<安倍晋三なる“狂”に屯する神霊愛好者らの不気味な蠢き>24/11/24 【安倍晋三総裁スピーチ】


【HD】 H24/11/24 【安倍晋三総裁スピーチ】 安倍救国内閣 国民総決起集会

  

(安倍政権の常套的な政治手法である『議事録隠蔽』、『各種偽装工作』、『ご飯論法』等の“嘘、不誠実、傲慢、確信犯意識の三点セットならぬバカの四点セット?(w)”は脳内で観念が空転するエナクティヴィズム不在の病理)

 いま、「改憲」強行の仕掛けの一環として安倍晋三首相、日本会議らが必至で取り戻しを謀る戦前・戦中期の「国体思想」とは、「天賦人権説」(民権論、主権在民論)の対極にある天壌無窮の現人神たる天皇を中心とする中央集権的官僚制国家(厳密に言えば天皇を狡猾に政治利用する“悪魔的・情念的な特定イデオローグ集団に因る政治権力の恣意的強靭化”、“軍部と君側の奸たるお仲間”が野合した特権勢力の利益にだけ好都合な官僚制国家)の建設を目指すものであった。

このような意味で、安倍内閣による“政治権力の恣意的強靭化”という異常な空気が拡がる(しかも、今や主要メディアも多数派国民も只管それに流されても仕方がないと諦めているかにさえ見える!)昨今の政治状況下では、例えば「新元号に“安倍”の文字のいずれか一つが入るらしい?」、「新元号の交付を天皇自身に行わせるべきだ!と日本会議(つまり安倍首相・自身)が主張しているらしい?」らの由々しき噂が、あながちホラ話とも言えぬような不気味さが漂い始めている。

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 だから、それは真っ赤なウソと隠蔽、同調&忖度の強要を「打ち出の小槌」と見なす国民騙しの欺瞞であったし、彼らが口実に利用する上代・日本黎明(幼生)期に導入された古代律令制が古代中国(南北朝時代を統一した隋唐帝国)を手本とするものであったことが示唆するとおり、日本古代には「国体思想」やヤマト民族意識による排外思想などは存在せず、それどころか倭国(黎明期の日本)は、東アジア漢字文化圏の一員であるという寛容な国際感覚に裏打ちされていたのだ。

そのうえ、これも彼らが日本を戦前へ回帰させるための口実とする「神格天皇制の理想」も歴史修正の意味で真っ赤なウソである。それは、神道宗教学者の小山悳子が指摘するとおり弥生~古墳~奈良期ごろの伝統古神道の宗教観と人間観の中核には「いわば正統保守(リベラル共和)的な、更に言い換えれば“現代における最先端の生命・量子&宇宙物理論にも通ずる、非常に寛容で謙虚なスピリッツ”が存在するからだ。(出典:小山悳子『日本人の求めた元神』(日本図書センター))

 そして、同様のことは米国の宗教・神道学者トマス・カスリスも著書『神道』で述べており、それは、目下、世界的に再認識されつつある西田哲学(西田幾太郎)、あるいはHKBモデルらを使うダン・ザハヴィらの自然科学的現象論(哲学&認知科学の融合/現象学の前倒し”front-loading phenomenoligy)、つまり身体化された心(ますますグローバル化する社会問題等へのエナクティヴィズム的な処方箋)と融合する方向をすら窺わせる(HKBモデルの委細はコチラ⇒ https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2018/11/12/060933)。

 

(敢えて日本の危機を招来する安倍晋三日本会議ら<偽装極右派アナクロ妄想>的な異常発想の愚!)  

 なかなか厄介なことなのだが、ここで再び先にプロローグで取り上げた「身体化された心の現象学(エナクティヴィズム)の問題を更に少し深く考えてみるべきかもしれない。それは、下記論文★によれば我われ人類が<分断の背景にあるエナクティヴィズム的な観念の不在!換言すれば“身体化された心の不在”による分断!>がなぜ生ずるのか?を真剣に考えるべき時になっているように思われるからだ。

 ★博士論文/エナクション(身体化された心)の現象学:身体的行為としての事物知覚と他者知覚(宮原克典東京大学総合文化研究科学術研究員)

・・・【結論】心は〈頭の中〉にない。認知は〈頭の中〉だけでおこなわれるわけではない(補足/心は、頭の外にあるが見えないもの(相互主観性)を見ている!←toxandoria)。file:///C:/Users/hanachannooyaji.LAPTOP-9N6G9GM9/Downloads/A32232.pdf 

 しかし、スピノザの“エチカ”の視座で考えると、今度は、同じことから分断ならぬ相対的な見方が生まれるのはなぜなのだろうか?その逆ベクトルとの分かれ目は何処にあるのだろうか?おそらく、それは、「“エチカ”が前提するアニミズム(汎神論)的な、自然(or宇宙)環境論的な、あるいは生命科学論的な俯瞰「意識」から生ずるエナクティヴィズムの観念が不在」である場合は、必ず個々人のニヒルで傲慢な感情が優越することになるため分断へ走り、逆に、その意味でのエナクティヴィズム観念が凌駕すれば、その同じ個々人の精神は寛容となり柔軟な相互主観性が維持できることになるからではないかと思われる。(神経生理学的には、そこで脳のミラー・ニューロンが重要な役割を担うことが理解されているが、委細は省略する)。

(関連参照)スピノザの神の定義は無限(数理論的、ヒルベルト空間的な意味での)がヒント!(現代における量子・宇宙物理学の先端知である“自然・生命・宇宙環境論”に近い!)=100分de名著「スピノザ「エチカ」「第1回善悪」:はてなのBLOG“ぶぼうぶろぐ”さん、https://amagomago.hatenablog.com/entry/2018/12/12/113023?_ga=2.185988073.1794731233.1543822538-66370160.1543822538

  因みに、エナクティヴィズム的な観念の理解に役立つ生命科学論的な視点の事例として「いわゆる性の決定上のアポリアの問題」を取り上げておく。例えば、<生物の雌雄決定では現実的にはYが君臨し過ぎている訳だが、事実上、それはX上の他の遺伝子に張り合うべきものをYが歴史的に捨て去ってきたことに等しく、そのため、却って生命個体そのものが大きなリスクと脆弱性(男性に特有な劣勢遺伝ファクター)を抱え込んでいる事実>についての理解が役立つかもしれない。つまり、客観的に見れば「YとXのいずれが優越するか?」よりも、そもそもは「YとXの双方が協力し合う」方が、ある生物種にとっては遥かに有利な選択となるはずだったのだ。そして、おそらく「事実上、Yが優越していることによる男性特有の大きなリスクと脆弱性」は、Yの“Xより遥かに柔軟な内外の諸環境との寛容な協調性”がカバーすることでトータルの帳尻が合っていることになるようだ。だから、日本会議らの男性がマッチョぶりを誇り女性を蔑視するのは非常にバカげていることになるだろう。w 

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 このように、生命科学や物理学など自然科学的な先端知を人間社会(人文・社会科学分野)の問題に敢えて類比的、類推的に思考しようとするアラグマティック(G・シモンドンの個体の哲学(コンシリエンスのジャンル))に重ね合わせて見ると、単なる生物学、あるいは物理学などの枠に納まらない、非常に幅が広い社会的な視点例えば、相互主観性のエンドレスの調整を重視する民主的な社会の意義を生命論的に深く凝視することによる、新たな資本主義や民主主義の可能性についての視点の発見への途も大きく拓けてくる筈である。

  このような観点から見ても、第二章およびエピローグの冒頭でふれた<世界が再注視する西田哲学、あるいは伝統古神道の宗教観と人間観の中核に潜在する正統保守(リベラル共和)的なスピリット>とは全く異質で内向的な<政治的に異常な安倍晋三なる妖怪と、それを強力に後押しする日本会議なる偽装極右>の存在は、全地球的に被害が拡大する巨大リスク(平和憲法放棄、アナクロ軍事大国化、巨額財政破綻、巨大原発災害etc)を自閉的かつ退嬰的に助長しつつあるという意味で非常に有害である!(例えば、下▼の直近事例などは愚の骨頂!)

 ▼敢えて日本の危機を招来する安倍晋三日本会議ら<偽装極右派アナクロ妄想>的な異常発想の愚∵雌雄決定に関わるXY論の知見に照らせば、玉砕敗戦の道の象徴たる「明治の日」を日本文化の理想!と短絡すること(過剰♂マッチョ)では敗戦の再現が必須! ☞ 「明治の日」へ祝日法改正原案 自民議連、文化の日」改称1213産経https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181213-00000569-san-pol

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                                                             (完)

トランプ“優性人種主義”は悪魔的主観性の病理!その「目先&ヘイト」への餓鬼の如き異常な執着は“意味的反転図(ゲシュタルト)”と化し米国と全世界の未来を無限に喰い尽す!

 

 トランプ“優性人種主義”は悪魔的主観性の病理!その「目先&ヘイト」への餓鬼の如き異常な執着は“意味的反転図(ゲシュタルト)”と化し米国と全世界の未来を無限に喰い尽す! 

 

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(Prefacee)

 「新toxandoriaの日記」のコンセプトは、当20181112記事の冒頭に掲げていますが「フレーム&フリンジの謎/いわば『生命と意識』(特にヒトの『それ』)」です。<同じような見方(感性?)>を生物学者福岡伸一氏が「動的平衡論」で語っています(当日記のプロローグを参照乞う)。キャッチ画像のフェルメール絵画はその象徴のつもりです。

<注記> 数ヵ月後(2019年3月頃?)には閉鎖される予定ですが、「旧toxsanoriの日記」はコチラにあります → http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/

  おそらくフェルメール自身は、近・現代の本格的な資本主義の開花に先立つ「資本主義勃興期・17世紀オランダの黄金期/レンブラントの時代とも呼ばれる(@ヨハン・ホイジンガ)」で、非常に苛烈な人生を歩んだ人物であったと思われますが、,ほぼ同時代のレンブラントもそのような人生だったようです。

 しかし、これら両者が現代の我われも感銘できる優れた芸術作品(普遍的な美的価値の表象)を遺せたのはなぜなのか?これもエンドレスの解明を待つ大きな謎の一つです。

 直近の世論調査では、再び「アベさまの支持率が上昇に転じた!」とかの嬉々とした(?w)NHKニュース(ひょっとしてフェイクニュース?/↓(参考情報))が流れたばかりです。しかし、このような報道に一喜一憂することで終わらず、一刻も早く、若者を含めた一人でも多くの日本国民が、そのような意味と役割を持つフェルメール絵画の価値にも目覚めて欲しいものです。

 (参考Tw情報) @じゅん@suzujun_kou /NHK世論調査。内閣を支持する46%、支持しない37%。目を疑った。この国正気か?https://twitter.com/suzujun_kou/status/1061924685170991104

・・・(補足)20181120朝日によると、安倍内閣を支持する43%(前回40%から上昇)、同支持しない34%(前回40%から下降)。様々な不祥事の連続にも関わらず安倍政権の支持率は更なる上昇トレンドにある。原因は、「将来への大きな不安と無関心」が複雑に絡むことに因る、一種の“中間層の”アパシー普通なら感情が動かされる現実的な刺激対象に対し関心が湧かなくなる一種の精神的な意味での不感症の病理)か?又は「ともかくも、こう(アベ一強の天下と)なってしまったからには少しでもアベ様の御仲間であることに肖っておきたいという、一種の倒錯的な“内集団バイアス(内集団びいき)”の異常心理/↓◆」?

◆「日本スゴイ」と「内集団バイアス」/20170222“はてなブログ『ペンギンの飛び方』” http://human921.hatenablog.com/entry/2017/02/22/11450

また、当記事の中で取り上げた百田尚樹著『日本国紀』(当日記中に画像あり)らの如き<魔術的なアベさま翼賛のトンデモ妄想(悪魔的情念に因るため、それは論評にも値しない、非常に独善的で異様な異常歴史観念/無媒介的認知的自己意識(@ダン・ザハヴィ)の典型)>の類のイベント現象に流されるのではなく!(このことについての委細は、当記事の第三章を参照乞う)。- 20181114追記 -

因みに、「日本スゴイ」(内集団バイアス)を日本の近代史により近づけて言い換えれば、それは本来なら当然求められるべき<従来の成長主義一本槍の後を受ける社会構想たるべき、新たな発想に基づく『定常型社会=持続可能な福祉国家ビジョン』の廻廊への次元転換の設計>と全く真逆の異様回路(オーム真理教事件の分析で社会学者・大澤真幸が指摘したアイロニカルな没入の/http://ipos2016.jp/column/369)に、安倍政権下の日本がスッポリ嵌ったということだ。

それは、実に恐るべきことなのだが、今や我われ日本国民は、社会現象学者A・シュッツhttp://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20180806)が指摘する、あの<たしかな未来へ向かう“もう一つの緩やかな時間と豊潤な日常生活”>の再発見と全く真逆ベクトルの過程を歩みつつあることでもある。

より具体的に近代日本史の分析用語言えば、それは我われが、異常イデオローグ集団たる日本会議の支配に盲従する安倍政権の下で、戦後期の政治学者・橋川文三がかつて鋭く抉り出した<戦前・戦中期の異常アイロニー(国賊探し、そして現実逃避(無関心への逃げ)が只管拡散するプロセス>を取り戻して、それを再現する悲惨な日常の最中にあるということだ。

 

(プロローグ) 

                  Cover Images 

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・・・細胞と同じように人間は周囲の人たちとエネルギーも情報も物質もエントロピーも交換しあっている。その関係性が次のレベルであるコミュニティに影響を与え、さらに高い次元の「社会」にも影響しあっている。だから、周りに壁を立てて、局所的な幸せや効率、富などを求めると結果的に高い次元では「損をする」「全体の不幸を招いている」という現象が起きる。これは、私たちに生物学が長い歴史を通じて教えてくれたことである。

・・・種の保存が守られている状態においては、個人の自由の追求に意識が向く余裕があるが、種の保存が守られなくなる危険性が出てくると、そうはいかなくなるのが必然。私たちが生物である以上、その本質的な法則は忘れてはならない。

(以上は福岡伸一氏、http://www.future-society22.org/blog/75a3b5a5458 より/動的平衡論)

・・・だから、そうなれば必然的に殺戮戦争の状態へ向かうことになる。結局、持続的な相対意識に因る「寛容の意思」と「健全な理想(の意思)」を掲げる意義を絶えず噛み締め直す努力と、それを想起し続ける政治的工夫が求められる!つまり、コレが「感情の政治学」(感情制御の政治学)が重要であることの意味!

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・・・因みに、身体動作と脳神経系の作用を支配するのは基本的に“複雑系ダイナミズムの非線形力学系理論(例えば、非線形微分方程式によるHKBモデル)”だが、意志力次第では“その非線形力学系理論によるダイナミズム(一定方向へ流され易い相転移)”を克服できることが分かった!出典:「身体運動に潜む複雑系:ストリートダンスが明らかにした全身動作における新たな相転移現象の発見」平成23年8月8日東京大学大学院総合文化研究科・工藤和俊(生命環境科学)https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/p01_230808.html  

・・・なお、HKBモデルが「神経科学における意識の研究」(<注>これは、ブレンターノ(現象学の基礎を創った心理学者・哲学者)、あるいはマッハ現象学などが指摘したことであるが、「意識の特性は志向性」にあることが、ギャラガーとザハヴィによって「現象学の前倒し」(front-loading phenomenoligy)と名付けられた研究手法で科学的にも裏付けられつつあることになる!)出典:田中彰吾『現象学入門』(勁草書房)、p235、line14~/p239、line14~/p278、line9~/p238、line25~

 

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<注>毒性が個体フレーム内で濃縮される自家中毒的ループ(堂々巡り)を表す「意味的反転図(図形、ゲシュタルト)」について(当画像は、トマス・カスリス『インティマシーあるいはインテグリティー』(叢書・ウニベルシタス)より)

・・・一般に、自家中毒とは自己の体内で代謝異常が生じ、そこで生成された毒性の強い毒物がループ(堂々巡り)的に濃縮されることで障害が起こる症状。例えば尿毒症、小児に見られる周期性嘔吐症など。

・・・他方、意味的反転図は同一の図形ながら2種の見え方が交代して現れる図形であり、多義図形の一種。その図形の一定の領域が図に見えたり地に見えたりする。E.J.ルビンの“盃”と“横顔”(添付/“この絵は老女か若い女か?”)の図はその典型。

・・・この図形では、特に中央部左の部分が不気味な老婆の鉤鼻の横顔に見えたり、あるいはうら若い女性のプロフィールに見えたりする。比喩的に見れば、これは一定フレーム内のヤヌス的表象に取り憑かれたことによる感覚的な(orその行先は感情的なものへと深化・助長する)自家中毒症とも言える。 

 

1 今回の米国大統領「中間選挙」の結果から見える二つの光明(トランプの

暴走から反面教師的に学ぶべきポイント)

 

1-1【若年層の覚醒】「10~20代の青年層の覚醒こそ健全な未来の政治への道標!と見るべき」ことの再確認

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20181108NHK(添付画像&下記★)によれば、米タフツ大学の研究所は、10月7日に、「出口調査などを基に18~29歳の若者の投票率を調査した結果として、前回(4年前)21%から今回は31%へと大幅にその投票率が上昇した(と推計される)」と発表した。 

★米中間選挙 若者の投票率の大幅上昇で下院の民主躍進

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181108/k10011702961000.html

 ★中間選挙投票率は通常40%前後だが有権者の関心が高まり、今回は初めて1億人以上が投票し、その投票率は47・3%!(フロリダ大の予測)。☞ 米選挙 次の大統領選に影も1108産経https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181108-00000008-san-n_ame 

 

1-2 「トランプ支持層の中核を占める“白人至上主義(ナチ式“ヘイト&優性人種”至上主義)が予想以上の重症罹患」であることへの気付き

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前田直人氏(朝日新聞世論調査部長)のツイート(添付画像&下記▼)によると、「CNNの出口調査で、特に女性層を中心に‏米国民の多くが、トランプ大統領の白人至上主義(ナチ式“ヘイト&優性人種”至上主義)に対して、我われ(一般日本国民)が思っている以上に危機感を覚えていることが理解できる。 

▼@Nao_Maeda_Asahi/CNNの出口調査が興味深いです。特に男女別の投票先政党。男性は民主48%、共和51%なのに対し、女性は民主59%、共和39%。白人は民主45%、共和54%、非白人は民主76%、共和22%。この世が白人男性だけならトランプ政権は安泰なのかも。https://twitter.com/Nao_Maeda_Asahi/status/1060029228849160192

 

2 世界的トランプ“現象”に潜む「優性人種(白人)至上主義」の正体を探ったドキュメンタリー、『白人至上主義の裏側 ~オルト・ライト潜入記~

 

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これは「現代の優性人種(白人)至上主義」の正体(つまり、オルト・ライトのナチ的“悪魔的主観性”(ナチ式“ヘイト&優性人種”至上主義))を探るための潜入レポートであり、非常に重要と思われるが、その割には、特に日本で余り話題として拡がっていないようなので、記録メモを兼ね取り上げておく(NHKではBSドキュメンタリーの枠で2回放映された/下記)。

原題:Undercover in the Alt-Right

制作:国際共同制作 NHK/DR/NRK/RTS/SRF/ZDF ARTE

Silverfish Film & SVT(2018年 スウェーデン

初回放送:2018年10月26日(金)午前0時00分~

再放送:2018年11月6日(火)午後5時00分~

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TRAILER Undercover in the alt right


TRAILER Undercover in the alt right

・・・シャーロッツビルで白人至上主義のネオナチ集団と市民団体が衝突し、女性1人が死亡…スウェーデン人のパトリック・ヘルマンソン氏(若い研究者)は、その現場にいた。人権団体の要請でオルト・ライトのメンバーとなり、幹部候補生としてロンドンからアメリカへ…生命の危険をおして1年ちかく、過激思想とフェイクニュースを拡散させる(そして、米トランプ大統領へ大きな影響を与えていると思しき←補、toxandoria)団体の活動実態を記録した。世界各国で注目を集めるスクープ・ドキュメント。

<注>【シャーロッツビル事件】米ヴァージニア州シャーロッツビルのオルトライトら白人至上主義者の集会で非常事態宣言(反対する市民団体と衝突)、3人が死亡/州知事による反レイシズムの明確な表明2017/8/14社会学者・明戸隆浩、https://news.yahoo.co.jp/byline/akedotakahiro/20170814-00074502/

<注><CNN>トランプ氏ら提訴 記者のホワイトハウス入館停止/トランプ氏は2016年の大統領選時から大手メディアを「フェイクニュース」などと批判しており、CNNはその対象の筆頭格。大統領とメディアの争いは法廷闘争に発展した。1114毎日https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181114-00000008-mai-n_ame

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・・・

・・・今も身を隠さざるをえないような、シリアに潜入するのに等しい危険な潜入をした若いヘルマンソン氏の勇気に本当に感服する。彼のお陰でこうして、いつ暴走するかわからない危険な芽を育てる恐るべき勢力の実態を知ることができる。来るべき人種間戦争に備える」(あるいは“中東のイスラム教徒を核で殲滅する!”←補、toxandoria)という彼らの言葉が不気味だ。出典:みんなのレビュー、

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/253/2145624/index.html   

この作品は米国から世界へと還流しつつ濃縮・拡散するオルト・ライト(欧州ルーツのオルタナ右翼alt-right)の異常イデオローグと米国トランプ政権との関りを分かり易く説明する。いわば、その“決死の潜入”記録はトランプ政権の強力な動力源であるオルト・ライトなる過激右翼思想とCNNらを目の敵とするフェイクニュース攻撃の流行を作為で拡散させた団体の活動実態に関わる記録である。 

そのそもそものオリジナルが歴史的に欧州に根深く残り続けてきた“ア―リア人種信仰”(特に北欧系の人種(白人)と北欧神話を最重視するアーリア人学説)なる狂信(妄想)であることが分かる。また、それがナチス・ドイツや米オルト・ライトKKKクー・クラックス・クラン)、アメリカ・ナチ党などへも多大な影響を与えてきたことは知る人ぞ知る!の通りである。

 

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因みに、トランプ政権の強力な支持基盤の中核の一つである「オルト・ライト」との直接的な関係はないと思われるが、いま全米で最注視されつつある「ロシア疑惑の闇」もトランプ政権にとって、最も忌むべき“鬼門”の一つであることは間違いがないだろう。 

それは、“中間選挙”直後の「司法に対する焦りにも似たトランプの先制攻撃という“異様なアクション・ドラマ”(セッションズ司法長官の解任 ⇒ すかさず“トランプと意思が相通ずるウィタカー司法長官代理は、その疑惑解明の問題に関与させるな!”と、18州の司法長官が要求!)」が、そのことを如実に見せつけているからだ。

 

トランプ式“優性人種”至上主義の深層に潜む『誠実さを蔑む悪魔的主観性』の問題 

・・・無媒介的認知的自己意識(=誠実さを蔑む悪魔的主観性@ダン・ザハヴィ)の委細については、下記資料★を参照乞う。・・・ 

★アベ=クロに課題設定を誤らせたのは恐怖心が生んだデフレの物語!その深層には世界的極右傾向が共有する『誠実さを蔑む悪魔的主観性の病理/@ダン・ザハヴィ』がある!2018115my-evernote

https://www.evernote.com/shard/s440/sh/7d898a5a-5a2d-4600-8080-af75ffce0eea/043d7eb1159faf07e6d7bbb32bab806d 

コペンハーゲン大学教授として現象学的「主観性」研究の分野で世界をリードする研究者ダン・ザハヴィは、人の心の深層に潜む『誠実さを蔑む悪魔的主観性』(非情で過激で極端な“観念的自己中心主義、マイ・ファースト主義”)について、重要な知見を示している。 

ザハヴィによれば、それはナチスの“優性人種”至上主義なるイデオローグのなかに最も典型的に出現したものであるが、実は、それは体験的な偏在性として誰にでも日常的に起こり得るものでもあると見ており、現象学的「主観性」研究の一環としてザハヴィはそれを<無媒介的認知的自己意識>と名付けており、その無媒介的の意味は主体的に自覚していないことを意味する。 

端的に言えば、それこそが「冷酷で底知れぬ超利己的な悪徳」の正体である。つまり、ヒトには“自らの破滅をももたらしかねない自己破壊的リスクと、ひたすらエントロピーを増加させ、愚かにも「自滅(無限背進・後退)型のマイ・ファースト利己主義」へ没入するバカリの心性(無媒介的認知的自己意識)があるということだ。 

そして、それはヒトの感情の最も奥深い処で、換言すれば「意識の根源」でヒトの生命作用の一部の構成(おそらくコトバ(言語機能)の発生と関係が深い感情の深層海流?)となっている可能性があるようだ。しかし、その意識の奥底にある一部が過剰に肥大化しリアル感情を無自覚で浸潤するようになれば、意識バランスの様態は一転して自己破壊的リスクとエントロピーを増加させる自滅(無限背進・後退)型の超利己主義へ没入することになる。 

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ザハヴィの著書『自己意識と他性/現象学的探求』(叢書ウニベルシタス)を翻訳した中村拓也氏(同志社大学文学部准教授)は、ザハヴィの<無媒介的認知的自己意識(先反省的自己意識)>は、往々にして哲学的思考で見られる難解な概念の捏造ではなく、それは体験的な偏在性として誰にでも日常的に起こり得る主観的「自己—顕現」(健全な自然観と世界観があれば個々人の内感の場においてそもそもは自己覚醒が可能な)レベルの問題で、個々人の「主観性の核心」(厳密に言えば、フッサールが提唱したヒトの相互主観性(=ヒトの文化・社会の土台となっている間主観性))の一部分を構成する個々人の主観性の深層構造)を抉り、それを『感情の現象学』的な立場で説明し得る堅牢な言葉である、と語っている。 

つまり、近年、世界的に問題となりつつあるネオ・ナチズムなど極右政治勢力(欧米各国の民族極右派、日本における日本会議(周知のとおり、それは靖国顕幽論の取り戻しと国家神道への回帰を謀る安倍自民党政権の守護神!)などが急速に台頭しつつある政治状況の深層には、例えばM.アンリ「情感の現象学」のテーマとも深く関わる、この種の非常に厄介な難問が潜む可能性があり、特にザハヴィの<無媒介的認知的自己意識>は重要課題として注目すべきと思われる。 

(参考)安倍晋三の守護神、日本会議=日本版“オルト・ライト》の文化破壊へのアンチテーゼ

・・・【性の決定を人間社会の問題まで重ね合わせると、生物学の枠に納まらない社会的な視点も大きく開けてくる】・・・

・・・ <対アベ>強制的同調の空気(ゴロツキ・ヤクザ式“恫喝”流儀による),“JPN優性人種主義”日本会議に因るヤマト民族&男系皇統”至上主義なる『誠実さ、および正当な歴史&科学観を蔑む悪魔的主観性』@ダン・ザハヴィ)が日本文化の優れたインフラ中枢の一角を激烈に侵食する直近の事例(添付画像↓/新宿、某書店の風景)・・・

・・・これと似たようなパターンで「特に社会的影響力が大きい日本文化のインフラ中枢の一角」へ的を絞った、政治権力の<伏魔殿>側からの大上段に構えた威圧的なビジネス現場への侵食が改憲」強行への地均し(日本会議の指南による“アベ改憲”を受け入れ易くすること、そして“アベ改憲”を支持する底辺層を拡大するという布石)の一環であるのは明らかだ。だから、同様の正統かつ健全な日本文化インフラへの抑圧が今後とも強まることを、愈々、我われ一般国民は覚悟すべき時なのかもしれない。・・・

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・・・[補記]【百田尚樹氏ら日本会議シンパの絶対的“男系皇統”論が誤りである理由/XとYがキーワードには違いないが、それを細胞・個体がどう読み取るかは一概には言えない(そもそも歴史理解の仕方もヘンなのだがw、ここでは生命科学の観点からの批判に止める)

 

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・・・どの生物の雌雄決定でもXとYがキーワードには違いないが、それを細胞・個体がどう読み取るかは一概には言えない。XXYとかXOその他のような分配の乱れも、それらを雌・雄・間性 などいろいろに読み取り、「解釈」するのには動物ごとの流儀がある。ただ言えるのは、SRY(Sex-determining region Y、とは哺乳類のY染色体上にあり胚の性別を雄に決定する遺伝子)が名前のごとく「Y上の性決定領域」であり、より具体的にはTDF(睾丸決定遺伝子)そのものだからと言って、雌雄決定の主導権がYだけにありXは何もしないという理解は間違いであること、そして2千年前にアリストテレスが女は不完全な男だと「失言」したのと重ね合わせるのが見当違いであることは、はっきりしている。本書はYの有名さ(虚名)に対するXの復権と読むこともできる。Yがあまり大きな顔をしていられない一面として、YはSRYでは頑張っているが、X上の他の遺伝子に張り合うべきものをYが捨て去ってしまったことから、ときには深刻な結果となる男性限定の遺伝病(G・シモンドン個体(類比)論、アラグマティックの知見に照らせば #安倍晋三、#日本会議 のアナクロ狂想は、まさにコレ!w)に対して無策であることも見逃せない。性の決定を人間社会の問題まで重ね合わせると、生物学の枠に納まらない社会的な視点も大きく開けてくる。・・・デヴィット・ベインブリッジ『X染色体、男と女を決めるもの』―青土社―(以上は、同書の後書きより部分転載)https://bookmeter.com/books/53335 ←(参考/読書メーター

 

(参考)異常化した日本の風景、アラカルト

【アベ様の美しい<忖度&偽装国家>と化した?異常<日本>!】政府統計に信頼のゆらぎ!日銀が内閣府に元データ提供を迫るも一部拒否!/流石に日経も漸く危機感を報じた!前から、再三その疑念を持っていたが余りにも酷い!異常事態ではないか!?アベさま(安陪内閣)支持率の大幅上昇!(↓♨)などと嬉々として報じているようだが、NHKもそんな態度?だけで済むと思っているのか?2018年11月14日

https://twitter.com/shinkaikaba/status/1062471146065485825 

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・・・

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因みに、HKBモデルを使った「神経科学における意識研究」(神経現象学)の最先端では、「意識の特性は志向性」にあることがS.ギャラガー(米・精神病理哲学者)とザハヴィが名付けた「現象学の前倒し」(front-loading phenomenology)という研究手法によって科学的にも裏付けられつつあり、当然、これはヒトのコトバの誕生・発生等の問題とも関連することが考えられる。 

なお、神経現象学(Neurophenomenology)はF.J.ヴァレラ(チリ出身の認知科学者/オートポイエーシス理論で知られる)によって提唱されたアプローチで、一般に①体験の現象学的な分析、②力学系理論(ポテンシャル関数、統一場理論など)、③生物学的システムに関する実験の三者の統合に特徴がある(Gallagher and Zahavi 2008; Thompson2007)。出典:当事者研究を神経現象学に接合する/石原孝二・東京大学・大学院総合文化研究科、http://phsc.jp/dat/rsm/2013_a1-3.pdf  

<注>HKBモデル

・・・非線形微分方程式の援用によって身体動作・精神作用などを支配するのは基本的に“複雑系ダイナミズムの非線形力学系理論”に適合することが理解されており、この理論を使ったヒトの生体機能のシミュレーション研究が進みつつある。(生命環境科学、現象学、行動心理学など/front-loading phenomenologyおよびHKBモデルの出典:S.コイファー、A.チェメロ著、田中彰吾訳『現象学入門』(勁草書房)、p235、line14~/p239、line14~/p278、line9~/p238、line25~)

<注>「意識の特性は志向性」にある

・・・これは、ブレンターノ(現象学の基礎を創ったイタリアの心理学者・哲学者)、あるいはマッハ現象学(マッハ感覚論的素材性の問題、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20180701)などが指摘したことである。 

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(参考情報)(日曜に想う)負の言葉の魔力、世界が注視 編集委員・福島申二

20181104朝日、https://twitter.com/tanutinn/status/1058836506884722688 

 

イデオローグを超えて自覚すべき「レーベンス・ボルンの悲劇」の意味

・・・それは「目先&ヘイト」への執着に因る「自家中毒の無限ループ」は普遍的なものであるということ!・・・

 

(レーベンス・ボルンの悲劇) 

・・・その施設(レーベンス・ボルン)で生まれ育った子供たちは、戦後の平和な時代を迎えてから「絶対多数派であるノーマルなノルウェー人たち」の激しい差別と苛めの対象となった。・・・

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ナチス・ドイツでは「ノルマン系ないしはゲルマン系の白人よりも北欧系民族(北方人種)を最重視する」というアーリア人に関わる妄想イデオローグが支配的であったが、その妄想を具体化する「レーベンス・ボルン(生命の泉)」政策が、特にナチス支配下にあった北欧諸国内で集中的に実施された事実は余り知られていない(レーベンス・ボルンの画像は下記ブログ記事◆より転載)。 

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◆20181105【評価】『my child: lebensborn』感想レビュー/遥か北欧の暴力、

http://arcadia11.hatenablog.com/entry/2018/11/05/192000?_ga=2.185068591.780416289.1541143388-1074598699.1541143388(ゲームレビュー)

・・・この作品(ゲーム)はレーベンスボルンで産まれた7歳の孤児を養子として引き取り、育てる、一種のアドベンチャーゲームである。 ・・・

 レーベンス・ボルン(Lebensborn/生命の泉)とは、ナチ親衛隊(SS)がドイツ民族の人口増加と「純血性」の確保を目的として設立した女性福祉施設のことで、一般に「生命の泉」または「生命の泉協会」と和訳される。それは、ユダヤ人絶滅のための強制収容所と対照をなす、アーリア人増殖のための収容所であり、そこでは未婚女性がアーリア人の子を出産することを支援し、養子仲介なども行なっていた。 

当ブログ記事によれば、なかでも特にノルウェーは全26カ所(ドイツ国内外)のうち9カ所の施設が集中しており、ナチスにとっての「聖地」であったようだ。が、その本当のノルウェーでの悲劇は戦後になってからもたらされる。 

それは、その子供たちがナチス・ドイツに関する全てを憎むノルウェー人にとって、忌むべき「落とし子」であり、恐ろしい憎悪の対象となったからだ。つまり、彼らは絶対多数派である普通・一般のノルウェー人の激しい差別と苛めの対象となったからだ。・・・以下は、同ブログ記事より部分転載・・・ 

・・・彼らはナチスやドイツに関連する全てを憎むノルウェー人にとって、忌むべき「落とし子」であり、恐ろしい憎悪の対象だった。SS(ナチス親衛隊)と関係を持った女性は、ノルウェー政府により強制収容所に1年半収容され、その間に産まれた子の多くが「知能障害」と診断され、母子共にノルウェー中で差別・弾圧された。血によって生まれ、血によって蔑まる。こうして、「レーベンスボルン」はノルウェー現代史における風穴となった。その穴を埋めようとするのは、東西冷戦の終結を経てからであり、2000年にノルウェー首相が差別を受けた子供へ謝罪し、そして2004年には賠償が始まっている。・・・ 

・・・

この「レーベンス・ボルンの悲劇」の教訓には非常に重い意味がある。そして、それは現代の日本に生きる我われのような一般の日本国民にも決して無縁のことではない。なぜなら、たとえ民主主義を標榜する国家であるとしても、先ずそこに住むごく普通の多数派の人々が少数派や異なる価値観の人々を差別したり、虐めたりするすることがないとは決して言えないからである。 

加えて、我われは、<まるで「レーベンス・ボルンの悲劇」の子供たちの如く移民・異教徒の子供たちらが、まさに「民主主義のモデル国家を自負してきたはずの米国」のトランプ大統領によって、事実上、厳しい差別とヘイトの立場に追いやられつつあるという恐るべき現実>の目撃者となっているからだ。 

だから、既述のとおり(ドキュメンタリーUndercover in the Alt-Rightの中の一場面)で、トランプ支持の強力な推進力となっているオルト・ライトの幹部らが“我われ白人にとって脅威となる中東のイスラム教徒を核で殲滅する!”と叫んでいることが実に不気味でリアルな光景に見えてくる。 

結局、彼らは「物事を相対的に見ることの意義が全く分かっていない」ということである。しかし、同時に、外ならずこれは民主主義を固く信ずる我われの如きごく普通の日本国民にも当てはまると見るべきであるだろう。 

なぜなら、いみじくもザハヴィが指摘したとおり「無媒介的認知的自己意識(先反省的自己意識である“優性人種主義”など悪魔的主観性の病理は体験的な偏在性として誰にでも日常的に起こり得る主観的「自己—顕現」(健全な自然観と世界観があれば個々人の内感の場において、そもそもは自己覚醒が可能な)レベルの問題」であるからだ。

 

(エピローグ)ハイデガー的「人工知能のテーマ」と重なる“トランプ・アベら優性人種主義(悪魔的主観性の病理)”治癒の課題 

 

ハイデガー的“人工知能”が着想された背景) 

 

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(参考資料)  門脇 俊介/信原 幸弘・編「ハイデガー認知科学」(産業図書)

・・・認知科学へのハイデガー哲学のインパクトを概観して新しい認知観の展望を拓く。古典的計算主義(当記事の“第二段階”までに当たる)批判だけでなく身体的主体と環境との相互作用に注目。

・・・読書メーターhttps://bookmeter.com/books/1490691

 

・・・以下は、論文『AI やロボット工学に寄与するかもしれないハイデガーの洞察 人間と動物の連続性と断絶/京都大学大学院修士課程(哲学)君嶋泰明』

https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/71116/1/prospectus11_Kimijima.pdf より部分的な引用・転載・・・

 ・・・ハイデガーにおける人間と動物の差異について考えるときにしばしば引き合いに出される「人間は世界形成的である(weltbildend)」というテーゼは、人間は様々な体験世界に没入することができる、というふうに解釈できる。とすると、問題は、何がある世界から別の世界への移行を可能にしているのか、ということだ。

 ・・・途中、省略・・・以上で見たハイデガー流の人間と道具の相互作用ループを箇条書きでまとめると、次のようになる。

 ・人間(一般の動物ならぬ!←補足、toxandoria)は、ある世界から別の世界へと移行することができる。

・この移行は、没入→反省→没入→反省→…、というふうに進行する。

・没入→反省を可能にするのは、「使えない道具」(≒自分が痛い目に遭ったとき、リアルに困難が自分を襲ったとき、or望外の歓喜を体験したとき、ほか)である。(この使えない道具に価値を見つけられるのも、一般の動物ならぬ人間の特徴である!←補足、toxandoria)

・「反省段階においては、世界は表象されている。」(世界を表象するのが人間たる意識の特徴である!←補足、toxandoria)

・反省→没入を可能にするのは、目立つ道具(記号)である。(この場合の記号は言語・イメージ等のシンボルだけでなく、文字どおりの道具(モノ)も含む!←補足、toxandoria)

・各段階での道具の機能は使用者の目的に相対的である。

 ・・・途中、省略・・・本稿は、GOFAI、CI、NI(これらの委細は省略←補足、toxandori)という三つの知能モデルを発展史的に検討してきた。はじめに述べたように、本稿はそれらに人間と動物の連続性と断絶というテーマを通底させてきた。簡単に振り返ると・・・

 (第一段階)は、・・・

デカルト主義的-認知主義的な、人間に固有の記号操作、表象能力が強調され、人間と動物の間にはこの点で深い断絶があった。(これは、“”ルソーの一般意志”的な意味での理想主義、啓蒙主義的な価値観を重視する立場に重なる!←補足、toxandoria)

 (第二段階)は、・・・

生物学的認知漸進主義であり、ブルックスのクリーチャーのような移動ロボットが、いずれ人間レベルの知能を実現すると考えている。ここでは知的活動を脳と身体とテクノロジー環境の相互作用のループとしてとらえ、これを人間に固有なものとする。(この段階までの人工知能をヒューバート・ドレイファスが批判してきた!←補足、toxandoria)

f:id:toxandoria:20181119060155g:plain<注>自動掃除機(ロボット)への応用で実用化に成功した米国ロボット工学者ロドニー・ブルックスが作ったAI「ゲンギス」(添付画像、http://urx2.nu/AGL7より)は、そのタスクを極めて単純なものに絞った自己組織化の成功事例なので、「意識の自己創成」過程を研究する「川人の自我モデル」のシュミレーション回路とは異質の「脳を持たず、神経ネットワークのみで環境から学習する包摂アーキテクチャ」である。委細は下記ブログ記事★を参照乞う。

 ★toxandoria2017-01-04/客観「知」を心底で憎む追憶のカルト、その靖国『顕幽論』是非を問う意識が日本の命運を分ける/希望は量子論・AI・脳科学らの最先端で必然の流れ「自然・人文科学」融合(コンシリエンス)が生まれつつあること!http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20170104

 (第三段階/現在:ハイデガー的な人工知能の課題)は、・・・

それはハイデガー流の人間と道具の相互作用のループを重視する方向である。現在は、その実現に向けて、一定の寄与の可能性を示しつつ、大掴みなモデルの可能性が生まれつつある。ハイデガーの洞察が何らかのかたちで生かされるかどうかは、このプロジェクトのもとで、認知科学、AI、ロボット工学、哲学など、様々な分野が今後ますます恊働できるかどうかにかかっているだろう。(言い換えれば、これはS.コイファー、A.チェメロ『現象学入門―新しい心の科学と哲学のために―』(勁草書房)が提唱する“科学的現象学の将来”のイメージと重なる!←補足、toxandoria)

<注>科学的現象学とは、「・・・⇔量子・原子⇔細胞⇔生物個体⇔拡張されたシステム⇔社会システム⇔自然環境」のトータルを視野に入れつつ、科学・人文知の両者を統合したコンシリエンスの視点に立つ新たな現象学の方向性である。

 

(第三段階“人工知能”へのプロセスとしての“ゲーム有効活用”の可能性) 

・・・トランプ・アベら優性人種主義(悪魔的主観性の病理)”へのワクチン効果が期待できるゲーム利用の事例、その典型と見るべき『my child: lebensborn』・・・

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第4章で取り上げたゲーム『my child: lebensborn』では、そのゲームへの参加者が一般のノルウェー市民となるよう作られているため、知らずしらずのうちに、イデオロギーの異同はともかくとして、侵略戦争の残虐性、悲惨さ、そして必ず関連して高まる相対的な意味での異分子・異端者(一方的に刻印された)らへの激烈なヘイト感情の愚かしさを、まるで自分自身がそのことを経験したかのように深く理解できる。

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そして、その最大のポイントは<現代のトランプ・アベらが囚われている異常な民族主義の観念、言い換えれば、その優性人種主義(悪魔的主観性)に因るヘイトや差別思想、あるいは苛めの感情なるものがイデオロギーや民主主義思想とは異次元の悪魔的・魔術的主観性とでも見るべき低劣な感情の病理で、しかもそれが相対的であること(被害者、加害者が瞬時にして入れ替わり得るものであること)>を殆ど体験的に学べることだ。 

そのような意味で、「第三段階としてのハイデガー的な人工知能」の実現は未だしとしても、この種のゲームには「感情の政治学」の病理を治癒するためのツールとして、かなり有望な可能性があるように思われる。但し、逆に言えば、これは洗脳ツールとしての有効性を保証していることにもなるので、矢張り、AIゲーム・リテラシーも視野に入れるべきであるだろう。 

しかしながら、これはノンフィクションであり、しかもノルウェー現代史の暗部を取り扱ったという意味では問題意識の点でも秀作である。そして、レーベンスボルンで産まれた7歳の孤児を養子として引き取り、プレイヤーとしてのあなたが育てることになるという、一種のアドベンチャーゲームだ。 

・・・以下は、『my child: lebensborn』を取り上げたブログ記事より部分転載・・・ 

・・・育ての親としてのゲーム・プレイヤーの自分は働いて日々の糧を得ており、食事や入浴など子供の世話をする。ただ、単に世話をするだけでなく、休日や空いた時間には部屋でお絵かきをしたり外で釣りをするなど、その子供と一緒に遊ぶことが出来る。戦後間もないノルウェーは元々豊かと言えない国であったので生活も苦しく、餓死するまでは行かなくとも子供が求めるものを満足に買い与えられない時もある。 

・・・自分の子供には、レーベンスボルンで産まれたというだけで不当な一般社会からの差別が激しく降り注ぐ。そうして傷つく子供をどうケアし、どう守るかが本ゲーム作品の鍵となる。そして、本作品の最大のポイントは<被差別者である子供自身を主人公にするのでなく、その子供を養う親にプレイヤーを割り振った>ことである。 

・・・だが、子供はそうではない。自分の子供(My Child)は、毎日のように学校で暴力を振るわれ、心も身体もボロボロの状態で帰ってくる。同時に、毎日のように、あなたは子供を励まし、癒やし、そして何より、子供へ降り注ぐ人間の悪意に対して、何も出来ない無力さを呪うことになる。 

・・・自分ではなく、自分の大切な人間が傷つけられる。立場が変わるだけで、フィクションにおける苦痛は極めて現実的なものとなる。そこに安堵などない。そしてふと自覚する。遠い北欧の国であった、世界史の教科書にも書かれていない些細な事実が、当事者にとってどれだけ恐ろしいものであったかを。 

・・・『my child: lebensborn』は歴史的なテーマを取り扱ったビデオゲームとして完成度が高く、我々日本人の知らないノルウェーの歴史を一考する機会を与えてくれる、優れた作品だった。そして、この作品を遊ぶ時に覚えておくべきことがある。 

それは、<本作品が舞台となるノルウェーは、かつてナチス・ドイツによる侵攻を受けこのような歴史が生まれた。そしてそのナチスと同じ枢軸国として、日本は大陸や太平洋に侵攻した。連合枢軸の別を問わず、大戦という世界全体を巻き込んだ未曾有の戦争は、終結して何十年もの間、人々の心を蝕み、苦しめたという歴史的な事実があった>ということである。(完)

 

【ゲノム編集は遺伝子組み換えより遥かにリスクが大きい!】多様性否定のF1自家採種の禁止では政財官の一強独占構造化とゲノム編集等との<裏>癒着こそ要警戒!故に、EU型のGMO同等規制で多面的に対応すべき!

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多様性否定のF1自家採種の禁止では、政財官の一強独占構造化とゲノム編集等との<裏>癒着こそ要警戒!EU型のGMO同等規制で多面的に対応すべき! ・・・なぜならば、更にゲノム編集は遺伝子組み換えより遥かにリスクが大きい!・・・

F1自家採種禁止は多様性否定の自死行為?というより政財官の寡占一強構造化とゲノム編集等との裏癒着こそ要警戒!∴EU型のGMO同等規制で脇からも対応すべき! ☞ 自家採種禁止で地域の多様品種が食卓から消える/外資の餌食 日本の台所が危ないhttps://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/240677 … 2018/11/01 日刊ゲンダイ 外資の餌食 日本の台所が危ない
「自家採種の禁止」で…地域の多様な品種が食卓から消える 公開日:2018/11/01 日刊ゲンダイ
 
 知的財産権の保護は、TPPでも大きなテーマだった。米中貿易戦争でも、トランプ大統領は中国が知的財産権を侵害していると問題にしている。新しい技術やソフトの開発者の権利がないがしろにされ、コピーや海賊版が横行すれば、開発や著作活動が成り立たなくなってしまう。国際社会が協力して知財保護を強化していくことは必要だ。日刊ゲンダイ
 
(所見)更に、ゲノム編集は遺伝子組み換えより遥かにリスクが大きい!

f:id:toxandoria:20181103065247j:plain・・・当画像はhttps://bit.ly/2OnAP7Rより転載。

・・・そのため、生物の遺伝情報を自在に改変できる「ゲノム編集」技術で作られた作物について、EU司法裁判所は「遺伝子組み換え作物GMO)」と同じ規制を適用するとの判断(↓♨)を下した。
  生物の遺伝情報を自在に改変できる「ゲノム編集」技術で作られた作物について、EU司法裁判所は、「遺伝子組み換え作物(GMO)」と同じ規制を適用するとの判断を下した。ゲノム編集した作物、遺伝子組み換えと同一規制に EU:20180727朝日 https://www.asahi.com/articles/ASL7W3HW1L7WUBQU003.html
  ・・・ 
・・・EUのGMO規制は世界でも厳しく、すべての食品に遺伝子組み換えの表示義務がある。農場から消費者までの全流通段階でGMOを含んでいるかどうか書面で伝えることも義務づけている。ゲノム編集による作物がこの規制の対象かどうかについては、これまであいまいだった(上記事より部分転載)。 
・・・因みに、「ゲノム編集」と呼ばれる遺伝子操作は「遺伝子組み換え」(GM)と異なり、遺伝子(特定のたんぱく質を生成する一定のミクロ環境を含む1本のDNAヌクレオチドの鎖の一部分↓◆)をピンポイントで壊したり挿入することである。
・・・それは、いわば人為的な突然変異(遺伝子のミクロ環境をも操作し変容させることになる!)や遺伝子の書き換えそのもの(遺伝子組み換えでは遺伝子パーツがミクロ環境に適合しなければ無意味化するだけ)である。しかも、「遺伝子組み換え」よりも遥かに効率がよく、容易に操作できるので、食糧・エネルギー・難病問題などへの応用が期待されている。
・・・しかし、これらの技術は自然界の生態系を改変したり、自然には存在しない新たな生物を誕生させたりする恐れがある。このため、初期の段階(1975)に研究者が集まって「遺伝子操作の厳しい規則」(アシロマ会議https://bit.ly/2QzNMOg)が作られている(出典:『生物を知るための生化学』(森北出版)p7~)。

 (補足)◆「遺伝子組み換え(GM)の基礎知識」

:「従来の交配」(今のF1種は、未だこのジャンルに止まっている?)が同じ種(稲と稲など)または近縁の種(ロバと馬など)同士の掛け合わせなのに対し遺伝子組み換えは種の垣根を越えて行われるが、遺伝子組み換え(GM)は未だ遺伝子パーツ(一定の作用を、ほぼそのなかで完結させる部品)の組み換えに止まっていた。しかし、<ゲノム編集は、コレと全く異なる一定の更なるミクロな環境における多様な関係性をも含む移動の操作なので、しかもそれが種の垣根を越えて行われる>ので、その影響は計り知れないものとなる。http://gmo.luna-organic.org/?page_id=18

(補足)◆ゲノム編集が一定のミクロ環境も含む操作であることの意味

:言い換えると、ゲノム編集とはゲノムの特定の部位で外因性(ヒトゲノムの場合はドナー)の遺伝子を追加・挿入したり、遺伝子変異を修正したり、削除したりすること(遺伝子の中身を編集し根本的に書き換えること)ができる最新の遺伝子工学技術である(https://bit.ly/2OnAP7R)。

:しかし、この操作について真逆に考えてみれば分かるのだが、それはある特定の「レシピエント(受け手側の)遺伝子とその周囲の非常に微細でデリケートなミクロ環境とのバランス関係を含めソックリ改変すること」と同意なので、結果的に、ゲノム編集の場合には、従来の遺伝子組み換えと異なり、周囲にある「更にミクロで、未知のミクロ環境(未知のバランス関係)の改変」をも含めつつ移動(編集)する訳だ

:従って、その影響には計り知れないリスクが予想されることになる。なお、このような「ゲノム編集技術」に対する“用心深い”批判の眼差しが必須(非常に重要!)であることは、メルロ=ポンティ、ジェームズ・J.・ギブソンアフォーダンス理論)、ヒューバート・ドレイファス(人工知能に対して鋭い哲学的批判を続ける米国の哲学者/参照↓★) ジルベール・シモンドン(個体化の哲学、技術哲学)らマイクロバイオームor量子物理・同化学フィールドも含めた<生命個体⇔環境システム>のなかに生命活動を位置付けるという、先端的な生命論(現象論的認知科学)の視座からも理解できる。(参考文献:S・コイファー、A・チェメロ著/『現象学入門/新しい心の科学と哲学のために』―勁草書房―/後述する“コンピュータ(AI)のフレーム問題”と関連する観点でもある) 

★愈々、グローバル新自由主義に置き換えるべき「感情の政治学」が必須の時代へ(2/2) M.アンリ『情感の現象学』から見える『感情の政治学』の可能性  http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20171109

 (関連情報/エトセトラ)
 ◆【90%以上はF1種で雄性不稔(タネなし)は染色体(ミトコンドリア)の異常?が、実は此の点が異常か否かについては未解明!←補、只のオッサン】
 ☞ 市販の野菜の約90%以上はF1種で栽培されていることをご存知ですか。固定種の野菜はどこへ消えた。20171025横田 浩/ブログIN ・YOUhttp://macrobiotic-daisuki.jp/f1-81484.html 
 ◆【雄性不稔(タネなし)の問題は未解明だし・・・、加えてF1への批判は過剰反応と割り切れるのだろうか?】

・・・F1の種に対する誤解(?)とその誤解(?)の生まれた背景・・・

 ☞ 2017.08.23ブログ・農ledge http://nou-ledge.com/2017/08/23/170823_f1/
・・・F1種について様々な意見がある。F1種の対極にある固定種、在来種が最も安全であると主張する人も少なくない。しかし、F1種は今日までの安定した食料供給を支えてきた種であることは事実であり、普段何気なく口にしている9割以上の野菜もF1種であるとされている。その中でF1種についてより詳細な知見を得ることも重要なことであるが、必要以上に危険と騒ぎ立てる必要性もない。最終的には自己の判断(自己責任)であり、いたずらにF1種を否定することはできない。 (toxandoria)生命科学の先端・専門知にも関わり得る「F1種」をどう受け止めるかの問題について、結局、それを<一般消費者の「自己責任」だ!と切り捨てる>のは、余りにも無責任な立場ではないだろうかなぜなら、それは恰も<コンピュータ(AI)に対し、絶対に解ける筈がないフレーム問題(フレーム問題についての参考文献↓●)への解答を強要する> が如きであるからだ。一般消費者はヒトに非ず!と小ばかにしてることにはならないか?(∵紛れもなく人権を持つヒトである一般消費者は、専門知に関わる分かり易く適切な情報が与えられれば、必ず、それこそ自己責任で解を選択できるが、もし、必須“情報”科学的事実等も含めて)が権力的に隠蔽されたり歪曲されたりすれば、並大抵の普通の手段で、適切に判断したり、対応したり、選択したりすることはできなくなる!)・・・

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S・コイファー、A・チェメロ著/『現象学入門/新しい心の科学と哲学のために』―勁草書房

・・・関連/参考情報・・・ 

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https://twitter.com/HON5437/status/1058211540837400576   https://twitter.com/HON5437/status/1058215832365424640

  冨永 格(たぬちん)‏ @tanutinn

 「(片山さつき氏が)早々と提訴に踏み切ったことが功を奏した。『訴訟案件』という武器さえあれば、怖いものはない」首相官邸幹部

(時時刻刻)正面からの答弁、避ける 片山氏・口利き疑惑/麻生氏・財務省の不祥事 1102朝日 2018年11月2日05時00分

 1日に論戦が始まった衆院予算委員会。野党側は、「口利き疑惑」が報じられた片山さつき地方創生相と、公文書改ざん問題など財務省で不祥事が続発しながら留任した麻生太郎財務相に照準を合わせた。だが今国会も、説明責任を果たそうとしない安倍政権の姿勢は引き継がれた。▼総合4面=焦点採録、1102朝日・オピニオン面=社説
 
返信先: @tanutinnさん
>「(片山氏が)早々と提訴に踏み切ったことが功を奏した。『訴訟案件』との武器さえあれば、怖いものはない」と首相官邸 ←日本政府自身が<日本司法制度=アベ様ご用達の小道具>と見たてる此の傲慢ぶりこそ(又、それはアベ様お仲間の自己をも含む内外『環境』の無限の“可能性とリスク”が常に潜在するという多義的リアリズムについての『想像力と謙虚さの底なしの欠落』である!)が、<日本司法が脆弱化>したことの赤っ恥的な証拠となっている! Cf.↓▲
返信先: @shinkaikabaさん、@tanutinnさん
▲「司法の脆弱性」、「トランプ・ヘイト式」に喘ぐ韓・日&米と対照的なEU理念の核心“緑の党”躍進に透けるポスト・メルケル「独と欧州の新たな希望」https://www.evernote.com/shard/s440/sh/334e2439-e528-4ba0-8f12-c79645971ccb/18bf67aef4c3c53b3455806793133217 … …
 ◆ 2018/05/23EUで有機農家の種子の権利が承認http://blog.rederio.jp/archives/3542
・・・目が点になるニュース。2021年から有機農家が自分たちの種子を売る権利をEUが承認したという。
・・・なんでこれで目が点になるかというと、EUは世界でもっとも種子が統制された地域で、種子の売買はEU共通カタログに登録された種子のみ。それ以外の種子を売買したら犯罪となる。有機農家にとって種子の交換は必須。同じ場所で同じタネだけを使い続けたら劣化する。だから種子を交換しなければならない。無償で交換することは認められているけれども、もし、交換するタネがないからお金で払ってしまったら、売った人は逮捕されてしまう。
・・・タネを登録すればいいと思うかもしれないが、その登録料は最低でも年間6000ユーロ(約80万円)程度かかる。個々の農家で賄える金額ではない。だから自ずと売買される種子は大企業の種子となる。世界トップ10の種子企業のうち5つはヨーロッパから生まれた企業。6大遺伝子組み換え企業のうち3社はヨーロッパ生まれ。種子企業の力が強い地域なのだ。
・・・しかも、これまでは登録するためにはその種子が新しく、同質的で、安定していて、他と区別しうる品種だけ。有機農業で活用される固定種・在来種には多様なものが多い。もともと多様な種子に手を加え、工業製品のように均質化されたものだけが優遇される。つまり種子企業が改良した品種以外は登録することは基本的にできない。そもそも今、世界各国に「モンサント法案」を押しつける根拠となる国際条約UPOV条約はヨーロッパを中心に整備が進んだものだった。
・・・一方、EUでの有機農業の発展はめざましい。そんな中、種子の規制は大きな桎梏になっていただろう。つまり工業的種子だけを重視する政策はもはや時代遅れになっている。←(toxandoria)というリアル認識へ逸早く転換し、EUはそれを実行へ移したということ。
このEUの決定によって、2021年からは有機農家が持つ多様な種子がマーケットで買えるということになる。
・・・従来のような手間のかかる登録審査、登録、高額の登録料も不要だという。そうなれば大企業に支配されていた種子マーケットが解放され、種子の種類もあっという間に多様になるのではないだろうか?・・・以下、省略・・・
 
 ◆GM作物を耕作している28カ国(2014年)2016-02-15 グリーンピース・ジャパン
・・・遺伝子組み換え作物は2014年の時点で28カ国に展開しており、栽培ポリシーや表示制度はそれぞれの国・地域によって異なります。
・・・まずは耕地面積トップは、アメリカ(世界最大のGM栽培地位で、7310万haと他国を大きく凌ぐ耕地面積で8種類の作物を栽培)、ブラジル、アルゼンチン、インド、オセアニア、アフリカの6地域。・・・以下、省略・・・
 
 (補足追記)外国籍の種子企業参入 農薬まみれの米が日本にあふれる? 外資の餌食 日本の台所が危ない1102日刊ゲンダイhttps://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/240752

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